2月のデビューから約3ヶ月が過ぎたNehemiahコアのC3だが、今週末になり若干形状や仕様が変わった新タイプと見られる製品が出回り始めている。
見た目でわかる主な違いはキャパシタと動作電圧。キャパシタはヒートスプレッダの周囲4ヶ所に各3個ずつを配置するという、Ezra-Tコアと同じものにいわば“戻った”格好だ。また、CPU本体裏面にマーキングされている動作電圧は1.45Vと、デビュー当初の製品の1.4Vから0.05V上昇している。ヒートスプレッダにあるロゴも、「VIA」の文字を輪で囲んだような、これまでとは少し違うデザインなっている。
キャパシタの配置と電圧仕様を見る限りではEzra-Tコアのように思えるが、正規代理店からショップに対して「リビジョンが1から3に上がったNehemiahコア」との説明があったという。新タイプへの変更の経緯や変更による具体的な効果、影響は不明だが、逆にこうした部分がユーザーの興味をそそりそうだ。
なお、コムサテライト3号店ではタイプの新旧で価格差は付けておらず、当面は新旧を任意に選択できる“指名買い”にも対応できるとのこと。ちなみに同店では、以前からしばしばこの新タイプが入荷していたが「Ezraコアが混じっている」ものと判断して、返品していたそうだ。
□C3(VIA Technologies)
http://www.via.com.tw/en/viac3/c3.jsp
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| (VIA製CPU) |
[撮影協力:コムサテライト3号店]