Mini-ITXマザーボードEPIAシリーズをACアダプタ電源で利用可能にする電源変換基板がMini-box.comから登場した。「EPIA-M」シリーズ用の「PW-70」と、「EPIA-V」シリーズ用の「PW-60」の2モデルがあり、実売価格はともに9,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
「PW-70」と「PW-60」は、電源変換基板を従来のACアダプタ電源キットのようにPCケースに実装するのではなく、マザーボードに“亀の子”スタイルで直接装着できるというユニークな製品。「PW-60」は細長の基板を採用、「PW-70」はそれよりやや正方形に近い小型の基板を採用している。いずれもマザーボードの基板配置に最適化された形状になっており、基板上のオス型のATX電源コネクタを使ってマザーボードに直接接続できるようになっている。FDD/HDDなどの電源コネクタも利用可能だ。
対応電源容量は「PW-70」が70W、「PW-60」が60Wで、使用にあたっては12VのACアダプタが別途必要となる。ただし、対応するACアダプタの具体的な機種などは不明で、電源容量やコネクタ形状の合ったACアダプタを自力で探さなければならない。販売ショップのコムサテライト3号店とSuperCOMも「無保証のジャンク扱い」としており、やや上級者向けのアイテムといえるだろう。
なお、両店は、具体的な時期や価格は未定だが、対応ACアダプタとのセットでの販売も予定しているとのことなので、これを待つのもよさそうだ。ただし、このセット販売も「無保証のジャンク扱い」に変わりはないとしている。
□PW-70/PW-60(Mini-box.com)
http://www.mini-box.com/pw-60.htm
| (Mini-box.com PW-70/PW-60) |
[撮影協力:コムサテライト3号店とSuperCOM]