【 2003年7月5日号 】
キャタピラで自走するマザーボードが展示中、EPIA搭載
走る!マザーボード・ロボット 走る!マザーボード・ロボット
走る!マザーボード・ロボット 走る!マザーボード・ロボット
 キャタピラの上にMini-ITXマザーボードを搭載し、遠隔操作で走らせたりすることができるという、その名も「走る!マザーボード・ロボット」がコムサテライト3号店で展示中だ。

 前面のUSBコネクタに挿した無線LANアダプタがどことなく戦車の大砲をイメージさせる「走る!マザーボード・ロボット」は、「自宅サーバー for Windows XP」(ラトルズ)などの著書もあるKaz氏の製作による作品。

 本体はWWW、ストリーミング機能などを含むサーバーマシンとして動作し、無線LAN経由でクライアントPCからの前進、後退、左右旋回などの操作命令に応じるほか、搭載するPCカメラで撮影した動画を配信(クライアントPCで受信)することもできる。リアルタイムの映像を見ながら操縦できる、その名のとおりまさにマザーボード・ロボットというわけだ。

 使用しているPCパーツは、VIA製EPIAシリーズマザーボード(ESP 5000搭載)、SDR SDRAM、アイ・オー・データ製USB接続無線LANアダプタ「WN-B11/USBS」など。OS(Windows 98)インストール用のストレージは、耐衝撃性や消費電力を考えた結果、HDDではなくコンパクトフラッシュ(512MB)を採用することにしたという。

 電源となるのは、マザーボードの下に搭載している20本のニッケル水素蓄電池(1本1,800mAH)で、なんと2時間という長時間の連続動作が可能という。このあたりは、同氏も言うとおりさすがは低消費電力をうたうEPIAシリーズといったところだ。電源回路やキャタピラを動かすモーターの制御回路も自身の製作によるものを使っている。

 今回の「走る!マザーボード・ロボット」はあくまで展示のみで販売予定などはないが、この手の改造ネタに目がないという人はぜひチェックしておきたいところ。なお、同店によれば、同氏製作による「マイナスイオン効果・華厳の滝PC」の展示についても計画中とのことだ。

 なお、同氏が運営するWebサイトの中では、こうした独自に製作した様々なPC関連の改造品が「動く!改造アホ一台」というコーナーで数々紹介されている。

□Kaz Home Page
http://www11.plala.or.jp/kaizou/
□走る!マザーボード・ロボット/マイナスイオン効果・華厳の滝PC
http://www11.plala.or.jp/kaizou/aho/07/
http://www11.plala.or.jp/kaizou/aho/08/aho08-01.html

 (VIA EPIAシリーズ)

[撮影協力:コムサテライト3号店]


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