【 2003年7月5日号 】
星野金属もキューブPCにドライブベイ開閉カバーを採用
TiPO TiPO
TiPO TiPO
TiPO TiPO
 キューブ系PCの国産メーカーである星野金属が、ようやくドライブベイに開閉カバーを採用した製品を発売した。製品名は「TiPO」。同社の製品では、これまでミドルタワーケースなどで採用例があったが、キューブ系ケースでは初。

 PCケースの色と光学ドライブの色のミスマッチは、PCが小型であるほど目立つという問題を抱えているが、国産メーカーが光学ドライブを内部に隠す開閉カバーを採用するようになると、こうした問題は一気に解決する方向に進むかもしれない。

 今回発売になったのは「TiPO」。フロントパネル全体が緩やかに湾曲し、入出力コネクタと光学ドライブの部分は本体と同一色のカバーがかかっているため、見た目は色も質感も完全に統一されている。ドライブの開閉は、ドライブベイのカバー中央にあるボタンを押すと、自動的にカバーが開いてトレイが手前に出てくる仕様になっている。

 ただし、「TiPO」はあくまで完成PCとして発売されたもので、今のところ自作PCキットやケースの単体発売予定はないという。今回の製品の評価がよければ、いずれ自作PCキットにもこうした仕様の採用例が広がっていく可能性はありそうだ。なお、キューブ系PCケースでのドライブ開閉カバーの採用例は、海外メーカーの製品ではJetwayの「MiniQ 450」という製品があり、2002年9月に発売されている。

 「TiPO」にはSocket 478対応モデルやSocket Aモデルなどさまざまなラインナップがあり、PC-Success本店では、そのうちCeleron 2.0GHz、PC2100 256MB、7,200rpm 40GB HDD、DVD-ROMドライブなどを内蔵した「TiPO C333」を、液晶ディスプレイと日本語キーボードをセットで134,480円で販売中。本体の色はホワイトパールマイカ、シルバー、ブラック、アクアマリン、ペールローズの5色がある。同店ではホワイトパールマイカの「TiPO C333」を店内でデモ中なので、質感などをチェックしたい人は足を運んでみるといい。このほか、星野金属製品の販売会社であるソルダムでは、「TiPO」シリーズの全モデルをWeb上で販売中だ。

 自作PCユーザーにとっては、同一デザインのケースを採用した自作PCキットが出ることを期待したいところだ。

□TiPO(ソルダム)
http://www.soldam.net/design_PC/tipo/
□関連記事
【2002/9/21】開閉カバー付き5インチベイ採用のキューブ系自作PCキット発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020921/etc_miniq450.html

 (星野金属 TiPOシリーズ)

[撮影協力:PC-Success本店]


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