容量は強化されたものの、今回はファンレスになっておらず、巨大ヒートシンクをサポートするかたちで冷却ファンがついている。これは同社が「Controlled-Passive-Cooling-System」（CPC）と呼ぶ構造で、コンセプトは「巨大ヒートシンクによる冷却機構を引き継ぎつつ、容量の増加による発熱に対処する」ものだという。

　追加されたファンはPAPST製の12dB品（19dBという表記もあり）で、背面スイッチで「常時OFF」「50℃でフル回転になる一般的な温度可変」「64℃になると回転しはじめ、45℃以下になるまで回転し続ける独自タイプの温度可変」の3モードを選択可能。

　なお、このスイッチを「常時OFF」にすることで「完全ファンレスの420W電源」が完成するが、これが保証された仕様なのかどうかは不明。マニュアルには「保証がなくなる」旨の記載は特にないが、販売ショップでの扱いは高速電脳が「ファン停止時も仕様内」として保証することを明らかにしている以外は、「保証外と考えて欲しい」（大多数のショップ）という状況。国内代理店での保証条件は「確認中」（コムサテライト3号店）だそうだ。

　背面の巨大ヒートシンクには、通風口が新設されている。

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[撮影協力:コムサテライト3号店]

　型番自体は変わっておらず、外箱の「SERIAL-ATA READY」シールが目印となる。

　なお、外部用の4ピン電源コネクタはしばらく前の入荷分から追加されていたそうで、USER'S SIDE本店では「外部用の4ピン電源コネクタ付き、Serial ATA電源コネクタ無し」のタイプが旧モデルとして在庫販売されている。

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[撮影協力:USER'S SIDE本店]

　搭載ファンは12cmタイプ×1個のみで、Serial ATA電源コネクタ(3.3V非対応)や連動ACコンセントを搭載しているのも特徴。

　背面がメッシュ状のATX電源としてはNExtWaveのSILENT KINGシリーズや、オウルテックのSS-300FBが発売済みだが、連動ACコンセント付きの製品はこれが初めてで、420Wの公称容量もこれまでで最大。

　筐体色はブラック。

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[撮影協力:パソコン ショップ アーク]

　EPS 12V対応の製品で、ATX12V対応用の変換アダプタも付属している。

　奥行きは長い。

[撮影協力:TSUKUMO eX.とBLESS 秋葉原本店]