Pentium 4ベースのモバイル向けCPU「Mobile Pentium 4-M」が利用できるMini-ITXサイズの小型マザーボード。メーカーはCOMMEL。 6月に発売されたデスクトップ版Pentium 4対応品「LV-670」をMobile Pentium 4-M対応仕様に変更した製品で、基本機能や基板構成はほぼ同じ。チップセットはi845GVで、オンボードデバイスはTV出力付きのVGA、6chサウンド、LAN、IEEE 1394など。PCI×1+DDR DIMM×1のスロット構成やATX12Vコネクタ付きの電源コネクタ構成も変わりない。 外見上の主な違いはCPUソケットで、一般的なSocket 478に代わって「mPGA479M」と刻印された479ピンZIFソケットを搭載している。このソケットは一部ノートPCなどで採用されているもので、レバーではなくマイナスドライバーで固定する仕組みになっている。 「Mobile Pentium 4-M対応」とはいうものの、動作クロックと動作電圧を低下させるバッテリー最適化モードには対応しておらず、Mobile Pentium 4-Mは単なる「低消費電力版Pentium 4」として利用されるかたちになる。 なお、現在流通中の製品には「(縮小コネクタになっている)セカンダリIDEコネクタ用のIDEケーブルが欠品している」という不具合があるそうで、これに関しては後日引き渡しになるそうだ。 Mobile Pentium 4 2.20GHz-M/2.40GHz-MやMobile Pentium 4-M用CPUクーラーも同時発売されている。 □関連記事 【6月14日】Mini-ITX仕様のSocket 478マザー「LV-670」がデビュー http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030614/etc_lv670.html
[撮影協力:コムサテライト3号店とSuperCOM]
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