FSB 800MHzやDDR400をサポートしたPentium 4向けVIA製新型チップセット「PT800」を搭載した初のマザーボード「P4VTB」がBIOSTARから登場した。実売価格は8,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
PT800は7月に発表された、VIAとしては初となるFSB 800MHzサポートのPentium 4用チップセット。Hyper-Threadingテクノロジ搭載版Pentium 4に対応するほか、DDR400メモリ、AGP 8Xなどをサポートするのが主な特徴だ。
サウスブリッジはApollo KT600チップセットでも採用例のあるVT8237で、Serial ATA/RAIDコントローラ(2ポート)やUSB 2.0(8ポート)、5.1チャネル対応サウンドなどの機能を搭載している。ノースブリッジ-サウスブリッジ間の接続インターフェイスには転送速度533MB/sの「8X V-Link」を採用。
そのPT800を初めて搭載する「P4VTB」は、なんといっても価格の安さが魅力だ。目立った搭載機能はSerial ATA、LAN、6チャネル出力対応サウンドとシンプルで、付属品もIDE/FDDケーブル、I/Oシールド板などと最近の製品としてはやや寂しいが(Serial ATAケーブルは付属しない)、FSB 800MHzに対応するマザーボードで9,000円を切るというのは破格といえるだろう。
コスト第一のユーザーにとっては最有力候補となりそうだ。
□P4VTB(BIOSTAR)
http://www.biostar.com.tw/products/mainboard/board.php3?name=P4VTB
□PT800(VIA Technologies)
http://www.via.com.tw/en/pt-series/pt800.jsp
| (BIOSTAR P4VTB) |
[撮影協力:フェイス秋葉原本店]