Athlon 64は、Opteronと同じ「AMD64」アーキテクチャを採用する製品で、Opteronとの主な違いは「新ソケットのSocket 754に対応している」「Dual CPUに対応していない」「メモリインターフェイスが128bitから64bitに半減した」「高価なRegistered DIMMではなく一般的なUnbuffered DIMMに対応している」などの点。

　Opteronの動作クロックは現在、最高1.8GHzで、「単なる動作クロック」という意味ではOpteronを上回る。

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[撮影協力:TSUKUMO eX.とクレバリー1号店とDOS/Vパラダイス秋葉原本店]

　基本仕様はOpteronと似通っており、128bitメモリインターフェイスを備える点や、高価なRegistered DIMMのみに対応する点なども変わりないが、より高速なPC3200メモリに対応する点（OpteronはPC2700まで）や、CPUバスとして使われる「Hyper Transport」のリンクが1本のみとなっている点、現在の動作クロックが高い点(Opteronは最高1.8GHz)などが異なっている。

　また、性能を表わす指標として、Athlon XPなどで用いられてきた「モデルナンバー」に代えて「シリーズナンバー」（“FX-51”の部分）を導入しているのも特徴。「FX」は通常のAthlon 64とは異なるクラスであることを示す「クラスコード」、それに続く数字の「51」は特に意味のない単なる番号で、今後より上位の同シリーズのCPUが発表されるに従って「53、55、57、…」と2ずつ増えていく予定だという。

　AMDのWebサイトによると、現時点の対応マザーボードは、「Opteron用」として発売されたASUS SK8NとMSI K8T Master1の2製品。OpteronとAthlon 64 FX-51ではメモリ仕様が異なるが、SK8Nについては、当初「PC2700対応」とされていた対応メモリが、現在は「PC3200対応」に拡張されており、Athlon 64 FX-51のメモリ仕様を満たす仕様になっている。K8T Master1のPC3200メモリへの対応状況は不明。

　リテールパッケージ品とAMDケース入りの「バルク品」の双方が発売されている。

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[撮影協力:TWO-TOP秋葉原本店とTSUKUMO eX.とOVERTOP]

　主な仕様はFSB 400MHz、L2キャッシュ128KB、動作電圧1.525Vなどで、これまでと変わりない。

　Celeronは今年6月の2.50GHz/2.60GHz版発売時も「フライング」だった。

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[撮影協力:クレバリー1号店とTSUKUMO eX.]