【 2003年10月11日号 】
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• Xeon最上位モデルの3.20GHzが登場、リテールパッケージ
  

  7日(火)付けで国内発表された1MBの3次キャッシュを搭載したサーバー向けCPUのXeon 3.20GHzがリテールパッケージ品で登場した。実売価格は102,979円～109,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。1MB 3次キャッシュ搭載版のXeonは、7月に登場した3.06GHzモデル以来これで2モデル目となる。FSB 533MHzやコア電圧1.525Vといった仕様は3.06GHzモデルと同様で、動作クロックのみが引き上げられた製品と見てよさそうだ。コスト重視派にとっては、3.06GHzモデルが登場したときに見られた下位モデルの値下がりがないのが残念なところだが、今回登場した3.20GHzモデルはXeonで最上位となるだけに、パワーユーザーを中心に注目を集めそうだ。 □Xeon（http://www.intel.co.jp/jp/products/server/processors/server/xeon/）

• ブラック＆ミラー仕様のShuttle製キューブ系PCが発売に
  

  キューブ系で初めてFSB 800MHzをサポートする製品として5月当初に話題となったShuttleの「SB61G2」に新色モデルが登場した。製品名は「SB61G2HM」で、実売価格は43,480円～43,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。表面にヘアライン加工が施されたブラックの筐体と、鏡面仕上げのフロントパネルを採用するのが「SB61G2HM」の特徴。シルバーモデルの「SB61G2」（実売価格4万円前後）より若干値は張るが、ブラックボディと鏡面フロントパネルがマッチしたルックスはなかなか精悍なイメージで、見た目を重視するユーザーの目に留まりそうだ。チップセットは従来どおりi865Gで、VGA、6チャネル出力対応サウンド、LAN、IEEE 1394などの機能を装備するのも「SB61G2」と同様となっている。 □Shuttle（http://www.shuttle.com/）

• 金属カバー採用の高級感あるUSB 2.0対応メモリがデビュー
  

  金属製カバー採用で高級感のあるルックスが特徴のUSB 2.0対応/容量128MBのフラッシュメモリ「X20H128」がサイズから登場した。実売価格は7,480円～8,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。また、「X20H128」の発売を記念したUSB 1.1対応/容量64MBモデル「X10R64」（100本限定）も販売中だ。こちらの実売価格は4,450円～5,280円。クロムメッキを施した本体の外観は、同社がうたうように「パソコン周辺機器然とした印象」がなく、さらに指紋や汚れなどを拭き取るクリーニング用クロスが付属するなど、まるで高級アクセサリーのよう。ホワイトゴールドに輝く本体は非常に高級感があり、長めのチェーンなどを付けてネックレスとして首から下げるのも悪くなさそうだ。「X20H128」はブルーのアクセスLEDを装備するのも特徴のひとつだ（「X10R64」はレッド）。この手の機器のコレクターはもちろん、従来のUSBフラッシュメモリはデザインがいまいちと感じていた人も狙い目の製品だろう。 □X20H128（http://www.scythe.co.jp/accessories/20031003-145634.html）

• 無線LANの感度を上げるという手帳型パネル？が来週入荷
  

  IEEE 802.11g/b規格準拠の無線LANの電波を受信しやすくする製品だというEverFocus製「WLAN Booster」がツクモパソコン本店IIで展示中だ。来週末入荷予定で、予価1,999円にて予約を受け付けている。縦長の手帳のような外観の「WLAN Booster」は、開いた状態の頂点部分に無線LAN機器のアンテナを挟むことで無線LANの電波の受信状態が改善するというちょっと不思議なアイテム。表面の材質はビニールだが、中身は金属板のようなものが入っているようだ。設置すると、ちょうど2枚板を使った集光器のようになり、2枚の板が広い角度で電波を拾うかっこうになる。とくに凝った仕掛けもなく、これでほんとうに効果があるのかと疑いたくなるが、同店が代理店から聞いた話によれば「20～30％程度受信状態が向上した」とのこと。内側には「Patent Pending」（特許出願中）の文字もある。なお、「WLAN Booster」は同店の独占販売で、かつ入荷は初回限りとのことなので、確実に入手したいのなら予約しておくのがよさそうだ。ただし、同店によると、この製品が総務省による認証を得た製品なのかどうか、また認証が必要な製品なのかどうか不明で、確認のうえ、問題があれば販売は中止するとのこと。 □EverFocus Electronics（http://www.everfocus.com.tw/）

• 108Mbps対応の高速無線LANルータ発売、IEEE 802.11gベース
  

  IEEE 802.11g規格準拠で108Mbpsの転送速度を実現したNETGEARのルータ機能搭載無線LANアクセスポイント「WGT624」の販売がUSER'S SIDE本店でスタートした。実売価格は19,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。Atheros Communicationsの独自技術「Super G」により、IEEE 802.11g本来の転送速度54Mbpsの倍となる108Mbpsでのデータ通信を可能にしたのが「WGT624」の最大の特徴。108Mbpsでデータ通信を行なうには同社製の対応LANカード「WG511T」（PCカードタイプ）などが必要となるが、既存のIEEE 802.11g/bとの互換性があり54Mbps以下の転送速度にも対応している。すでにIEEE 802.11g/b準拠の無線LANカードを持っているユーザーにとっても注目の製品だろう。ただし、同店ではこの製品が法律上国内で利用できるかどうかは不明としており、購入しても宝の持ち腐れとなってしまう可能性がある。なお、同店は前述の「WG511T」も近日入荷する予定という。予価は11,800円。 □WGT624（http://www.netgear.com/products/prod_details.asp?prodID=214） □WG511T（http://www.netgear.com/products/prod_details.asp?prodID=213）

• 160GBのHDDが特価で出回り、1GB単価がついに60円台に
  

  長らくHDDの価格下落傾向が続く中、今週は160GBのHDDが特価品で出回ったことから、また1GBあたりの単価が急落した。複数のショップでSamsung製3.5インチHDD「SpinPoint P」シリーズの160GBモデル「SP1604N」が特価販売され、11日(土)時点で最安値は10,777円。1GB当たりの単価を計算すると、実に70円を割る67円ということになる。7,200rpmモデルのHDDとしては以前からお買い得製品の印象があった「SP1604N」だが、先週は他社の5,400rpmモデル（ディスク容量/バッファ容量/インターフェイス仕様が同一）の価格をも下回る最安値をつけ、今週その低価格化がさらに進んだ格好だ。円高の影響もあり各メーカーの製品全般でも値下がり傾向が見られるが、それでも「SP1604N」の安さは突出しており、コスト重視のユーザーなら第一候補に挙げてよい製品だろう。なお、PC-Success本店/2号店が「SP1604N」を12日(日)のみ個数限定で9,999円（単価62.5円）にて販売すると予告しており、人気が集中しそうだ。 □SP1604N（http://www.samsung.com/Products/HardDiskDrive/SpinPointPSeries/HardDiskDrive_SpinPointPSeries_SP1604N.htm）

• 廉価版Athlonコア「Thorton」らしきサンプル品が展示中
  

  パソコンショップ アークに新型コアの「Thorton」を採用していると見られるAthlon XP 2400+のサンプル品が入荷、展示が行なわれている。予価8,980円にて予約を受け付け中で、近日中に動作デモも行う予定という。「Thorton」コアのAthlon XPはバリュー市場向けに投入されると見られるCPUで、海外のPC系ニュースサイトや一部マザーボードメーカーのWebサイト（BIOS公開ページ等）などでもその名称が以前から散見されている。OPNは「AXDC2400DKV3C」で、これをAMDが公開中の技術資料「Thermal and Electrical Specification of 7th Generation AMD Processors」に照らし合わせてみると、動作クロック2,000MHz、FSBクロック266MHz、動作電圧1.65V、2次キャッシュ容量256KBといった仕様であることが分かる。これらの数値はThoroughbredコアのAthlon XP 2400+と同様だ。先週のThoroughbredコアAthlon XP 2400+（バルク品）の価格は最安8,770円/平均9,021円で、価格的に「Thorton」コアがお得となるかどうかは微妙なところだが、コレクターなら要チェックのアイテムだろう。 □Technical Frequently Asked Questions（http://www.amd.com/us-en/Processors/TechnicalResources/0,,30_182_9417,00.html）

• 冷却性能にこだわった真っ赤なmicroATXケースが近日登場
  

  光沢のある赤い塗装とフロントパネルを特徴とするユーエーシーのmicroATXケースがT-ZONE. PC DIY SHOPで展示中だ。黒やシルバーといった地味な色が多いmicroATXケースの中では珍しく派手な赤色で塗装された製品で、店内でも非常に目だった存在になっている。さらに驚くのはケース内部の冷却機構の充実ぶりで、背面には8cmファンを2つ搭載しているほか、サイドには通風用と見られる可動式ダクトを装備、さらに底面は半メッシュとなっており、一般的なmicroATXケースと比較して非常に冷却性能の高い構造になっている。発売時期や予価は未定で、カラーバリエーションの有無も不明だが、ユニークなケースが欲しいという人はもちろん、小型PCでハイエンドマシンを自作したい人にとっても要注目の製品と言えそうだ。 □ユーエーシー http://www.uac.co.jp/

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