ハンドル付きの小型Mini-ITXケース登場、PCIスロット2基モデルも

	【 2003年10月11日号】
	ハンドル付きの小型Mini-ITXケース登場、PCIスロット2基モデルも

　有限会社リバティーからアルミ製筐体と外付けACアダプタ電源を採用したMini-ITX対応小型PCケース「スモールPCシリーズ mini-iTX システム」が発売となった。ラインナップは5インチベイサイズの「C134」「C136」とブックタイプの「C137」、キューブ系ケースを半分の高さに縮めたような「C138」の4種類で、実売価格は17,800円～23,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。
　いずれの製品もシンプルなデザインながらスタイリッシュな印象で、筐体の表面処理やフロントパネルの折り曲げ加工など、随所にこだわりが見られるのも特徴だ。また、そのほかにも各モデルそれぞれがユニークな特徴を持っており、5インチベイサイズの「C134」「C136」と背の高い「C138」は背面にキャリングハンドルを備えているほか、一見なんの変哲もないブック型の「C137」もオプション（一部ショップではセット販売中）の分岐型ライザーカードを併用することで2本のPCIスロットをEPIAシリーズで利用できる。2本のPCIスロットを使えるMini-ITXケースというのはこれが初めてだ。
　なお、「C138」の筐体サイズは幅203.2×高さ101.6×奥行き203.2mmで、高さが幅、奥行きのちょうど半分というユニークなもの。4モデル中では最も高さのある筐体だが、Socket 478マザーボードが搭載可能とされているのはパフォーマンス重視派にとっては嬉しい点といえるだろう。付属のライザーカードで、PCIスロットも1本使用可能だ。
　各モデルの対応マザーボードは「C134」がEPIA-Mシリーズのみ、「C136」が同じくEPIA-Vシリーズのみで、「C137」が一般のMini-ITXまたはFlex ATX(190×220mm)マザーボード、C138がMini-ITXマザーボードとされている。搭載可能なドライブは「C134」「C136」「C138」が2.5インチHDD×1+薄型光学ドライブ×1（「C138」はPCIスロットと排他で3.5インチHDDを利用可能）で、C137が3.5インチHDD×1+薄型光学ドライブ×1、ACアダプタの電源容量は「C134」「C136」が60W、「C137」「C138」が90W。
□スモールPCシリーズ mini-iTX システム（有限会社リバティー）
http://www.liberty-inc.net/
□関連記事
【2003年9月13日】Mini-ITX対応で“準キューブ型”のPCケースが近日登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030913/etc_liberty.html

　（Liberty C13x）

[撮影協力:クレバリー1号店と高速電脳とテクノハウス東映]

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