|
【 2003年11月22日号 】
|
その他のニュース
|
- 新パッケージPrescott向けのFMB 2対応マザーがTyanから
Prescottこと次期Pentium 4に対応するFMB 1.5準拠をうたうマザーボードやCPUクーラーが出回り始めているが、今度はFMB 1.5の上位となるFMB 2への準拠をうたったマザーボードがTyanから登場した。i875Pチップセット搭載Socket 478マザーボードの「Tomcat i875P(S5102G3NR)」で、実売価格は27,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。FMB 2はFMB 1.5からTDP(Thermal Design Power)の値を引き上げた上位ガイドラインで、新パッケージ版Prescott向けと言われている。ただ、CPUのパッケージは現行のmPGA478とは形状が異なる新型のLGA775が採用される予定と言われ、この「Tomcat i875P」のFMB 2への準拠が現時点でどれほどの価値があるのかは判断が難しい。マニュアルにはFMB 2の文字こそあるものの、Prescott対応とは記されていない。製品自体はエントリーサーバー向けで、ATI製RAGE XLビデオチップによるVGA機能のほか、3個のLANポート(10Base-T/100Base-TX/1000Base-T対応×2、10Base-T/100Base-TX対応×1)などを装備している。AGPスロットは非搭載。
□Tomcat i875P(http://www.tyan.com/products/html/tomcati875p.html)
|
 |
- 初のi875P搭載自作PCキットが発売、Shuttleのキューブ
- 永久保証のAcBel製電源が発売、300~400Wまで全4モデル
PC用電源ユニットでは珍しい永久保証をうたったAcBel製のATX電源が発売になった。容量は300W/350W/400の3種類があり、このほかSerial ATA対応や力率改善回路 (PFC)の搭載の有無で全4モデルが発売されている。実売価格は4,800円~12,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。メモリモジュールではよく見られる永久保証だが、PC電源では非常に珍しい。パッケージ内には「無償永久保守サービス」と大きく記されたカードが入っており、保証対象外となる場合の注意などが書かれている。また、販売代理店のユーエーシーもWebサイトで「自信があるから永久保証!!」と品質の高さを強くアピールしており、不良品の発生率は100万台中150台以下だという。具体的なサポート内容は、製品に不良が発生した場合、ユーエーシーに現品を送ると代替品が返送されてくるというもの(同社への発送時送料はユーザー負担)。品質や保証を重視する個人ユーザーはもちろん、オフィスユースにも最適といえそうだ。なお、この電源を搭載したPCケースも同時に発売になっている。
□AcBel製電源(http://www.uac.co.jp/news/daily/031022_2/acbel_ps.html)
|
 |
- SiS製チップセットのAthlon 64マザーが発売、実売1万円強
SiSのAthlon 64用チップセット「SiS755」を搭載する初の製品が登場した。Elite製Socket 754マザーボード「755-A」で、実売価格は10,450円~11,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。AGP 8XなどをサポートするSiS755は、サウスブリッジチップに2ポートのRAID 0/1対応Serial ATAインターフェイスなどを備えるSiS964を採用。ノースブリッジ-サウスブリッジ間はMuTIOL 1Gテクノロジで接続される。「755-A」ではSerial ATA(RAID 0/1対応)のほか、6チャネル出力対応サウンド、10Base-T/100Base-TX対応LANなどの機能が使用可能だ。機能面で真新しさや派手さはないものの、価格の安さは大きな魅力で、Apollo K8T800の最安価格帯が12,000円台にある中、この「755-A」は11,000円前後と格安だ。オンボード機能はそれほど必要なく、とにかく安いSocket 754マザーボードが欲しいという人は狙い目の製品だろう。
□755-A(http://www.ecs.com.tw/products/pd_spec.asp?product_id=381)
|
 |
- 段ボール製のHDD収納棚が登場、組み立て式で4台収納
3.5インチHDDを4台収納できるという段ボール製ラック「HDD-RACK」が玄人志向から登場した。実売価格は1,979円~2,180円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。HDDラックと聞くと、HDDをUSB 2.0やIEEE 1394などで接続して使う外付けケースをつい想像してしまうが、この「HDD-RACK」は単にHDDをしまっておくためだけのケース。付属の静電防止シェルケース(4個)に3.5インチHDDを入れて、段ボール製のラック本体に引出しのように収納するという、実にシンプルな製品だ。どちらかというと一般ユーザー向けというより、バルクHDDを販売するためのショップ向け商品のようにも思えるが、最近は複数のHDDをバックアップ用メディアとして使う一般ユーザーも多く、未使用HDDをケースに入れて安全に収納したいというニーズも確かにありそうだ。テスト用にHDDを何台も持っているといったヘビーユーザーも含めて購入を検討してみてはどうだろう。
□HDD-RACK(http://www.kuroutoshikou.com/products/drive/hddrack.html)
|
 |
- USBひざ掛けの新バージョンが発売、セサミのエルモをプリント
1月末にエムアイビーから発売された「お膝元」に続くUSB電気ひざ掛けがソニー・クリエイティブプロダクツから登場、今度は「セサミストリート」のキャラクターがプリントされた「エルモのUSBひざ掛け(UHSS-03Y)」が発売になった。実売価格は4,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。その名のとおり、アメリカの子供向け教育番組「セサミストリート」でおなじみのキャラクター「エルモ」が表面に大きくプリントされた、なんとも愛らしいUSB接続の電気ひざ掛け。主な仕様はサイズが50×70cm、消費電力が2.4Wで、ひざ掛けの生地はポリエステル100%。本体にはスライド式の電源スイッチを装備している。もともと冷え性の女性に人気の高いひざかけ。この「エルモのUSBひざ掛け」はその愛らしいデザインも手伝って、デスクワークの女性を中心に人気を集めそうだ。
□エルモのUSBひざ掛け(http://ec.scp.co.jp/scp/chekila/shop/goods/detail.aspx?goods=FK00000086913)
|
 |
- 海賊版ソフトを路上販売する犯罪グループがまた逮捕、4回目
コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の発表によると、21日(金)にアキバの路上で海賊版ソフト収録CD-Rを販売していた中国人男女4人が警視庁万世橋署に著作権違法の疑いで現行犯逮捕されたという。アキバでは6~7年ほど前からPhotoshopやIllustratorなどの高価なソフトをシリアルナンバー付きでCD-Rに多数収録して1万円程度で販売するグループが現れ、これまで3回ほど摘発されているにもかかわらず、ここ数年その人数や活動範囲がさらに拡大、路上で中国語訛りの「最新ソフトお願いしまーす」と声をかけながらチラシを配る姿がすっかり定着してしまっていた。ただし逮捕されたとはいえ、今回も末端の販売員が逮捕されただけで、大元の組織には影響がなかったため、海賊版CD-Rの販売風景がこれで消えたとしても一時的な効果で終わる可能性が高い。海賊版ソフトであることを知った上で入手して利用するユーザーも著作権法違反となるため、一般の人も要注意だ。
□ACCS(http://www.accsjp.or.jp/)
|
 |
戻る
Copyright (c) 2003 Impress Corporation All rights reserved. E-Mail:akiba-pc-info@impress.co.jp
|
|