筐体の側面全体に大型の放熱フィンを装備し、内部にヒートレーンも装備してファンレスを実現した、縦置きのアルミ製Mini-ITXケース「e-音無」が岡谷エレクトロニクスから発売された。
実売価格はブラックとシルバーモデルともに「E-OTN-1-BK」が17,500円~19,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
「e-音無」は電源に容量60WのACアダプタを使ったEPIA-Mシリーズ用のファンレスMini-ITXケースで、冷却用として筐体の側面に大型フィンを備えるのが特徴。CPUの熱は幅広の薄いヒートレーンを用いてフィンに伝える仕組みで、ヒートレーン装着時にCPUのヒートシンクを一旦取り外す必要がある。
取り付けはやや面倒だが、CPUのファンレス化が可能なのは注目すべき点で、手順を説明したマニュアルにはヒートシンクからファンを取り外すようにとの指示が書かれている。ドライブは2.5インチHDDとスリムタイプ光学ドライブが搭載可能。付属品は両ドライブ用のIDE/電源コネクタ変換アダプタ、ACアダプタなど。
1GHz動作のCPUをオンボード搭載するEPIA-M1000もファンレスにできるというから、省スペースのファンレスPCを作りたいという人には注目のケースと言える。
□岡谷エレクトロニクス
http://www.oec.okaya.co.jp/
| (岡谷エレクトロニクス e-音無) |
[撮影協力:高速電脳とクレバリー1号店]