【 2004年1月31日号 】
小型静音PC「Be Silent」に新型、着脱式ドライブベイを採用
Be Silent MBe Silent M
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 着脱可能な薄型光学ドライブ用ベイユニットを新たに採用したイーレッツの小型自作PCキットの新モデル「Be Silent M」が発売となった。実売価格はベイユニットなしのベースモデル「PC-M6000E」が44,800円、ベイユニット付属モデル「PC-M6000B」が49,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 「Be Silent M」は同社から2003年5月に登場した「Be Silent」の強化版といえるモデルで、ユニークな着脱式ドライブベイユニットを採用することで薄型光学ドライブの内蔵を可能にしたのが最大の特徴。「Be Silent」に比べ、筐体は幅204×高さ73×奥行き197mmと若干大型化し、また消費電力も60Wに倍増したが、ファンレス駆動のEden(600MHz)や大型ヒートシンク搭載のファンレス筐体、外付けACアダプタの採用で、高い静粛性を確保している点はそのままだ。このほか、オンボードデバイスも強化されており、従来同様のVGA、サウンド、LAN機能に加えてUSB 2.0×4ポートやIEEE 1394×2ポート、TV出力機能が追加されている。

 また、一般的な184ピンタイプのDDR SDRAMモジュール(DDR266対応)が使えるようになった点も見逃せない。チップセットはApollo CLE266で、1本装備するDIMMスロットに最大1GBのモジュールを搭載できる。HDDは2.5インチタイプを2台内蔵可能で、コンパクトな筐体の割に拡張性は高めといった印象だ。

 なお、「PC-M6000E」で薄型光学ドライブを内蔵するにはオプションのベイユニット「PC-M/OB」(同社参考価格6,800円)が必要となるが、ぷらっとホームではこの発売時期などについては不明としている。このほかオプションには、3.5インチHDDの増設が可能な外付けSerial ATA HDDケース「HD3-SATA」が用意されている。

 筐体はやや大きくなったものの省スペース性はほぼ従来どおりといえるもので、拡張性が増したことによるメリットのほうが大きといえるだろう。シンプルなホワイトの筐体もなかなかスタイリッシュで、静音/小型PCマニアの物欲をそそりそうだ。

□Be Silent M(イーレッツ)
http://www.e-lets.co.jp/product/m6000.htm
http://www.e-lets.co.jp/news/r_m6000.htm
□関連記事
【2003年5月17日】イーレッツから手のひらサイズの静音PC「Be Silent」登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030517/etc_besilent.html

 (イーレッツ Be Silentシリーズ)

[撮影協力: ぷらっとホーム]


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