【 2004年2月21日号 】
レコード用ターンテーブルでPCサウンドのDJが可能な製品が登場
D-Vinyl2020D-Vinyl2020
D-Vinyl2020D-Vinyl2020
D-Vinyl2020D-Vinyl2020
 アナログレコード用のターンテーブルでPCサウンドでのDJプレイが可能になるというsound graph製USB接続サウンドコントローラ「D-Vinyl2020」がエゴシステムズから発売となった。実売価格は79,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 ターンテーブル型のPC用DJコントローラはこれまでにも発売されているが、「D-Vinyl2020」のウリは、本物のアナログターンテーブルでPCサウンドを使ったDJプレイができるという点。高価なのが難点だが、既存のPC用DJコントローラの操作感に不満があるユーザは注目の製品だろう。

 その機能を実現する上で要となっているのが、アナログレコードと同じ形の「Digital Vinyl Records」と呼ばれるディスク。このディスクの溝には特殊な周波数信号が記録されており、ターンテーブルでスピード/ピッチ/リバースコントロールなどの操作をすると、ディスクの回転速度と動かした方向の情報が「D-Vinyl2020」コントローラ本体に送られるという仕組みだ。コントローラ本体では再生、ポーズ、エフェクトの選択などの操作が行なえる。また、2台のターンテーブルで個別に操作された2系統のサウンドをそのままミキサーへサウンド出力する機能もある。

 「D-Vinyl2020」のパッケージ内容は、コントローラ本体、Digital Vinyl Records、PC用ソフトウェアなどで、ターンテーブルやアナログミキサーなどは別途用意する必要がある。

 なお、パソコンショップ アークでは店内に専用ブースを設置し、「D-Vinyl2020」とアナログターンテーブルを組み合わせたシステムによるDJプレイが披露されている。大音量でレゲエやヒップホップがかかっているため、いつもとは違う雰囲気で、同店によると「今まで来なかったような音楽関係者のようなお客さんが増えた」という。デモは22日(日)まで実施される予定だ。

□D-Vinyl2020(sound graph/エゴシステムズ)
http://www.d-vinyl.dj/
http://www.egosys.co.jp/HP/products/ONSALE/dvinyl.htm
http://www.egosys.co.jp/bbs/view.php?id=ESIinfo&no=14
□関連記事
【2003年8月2日】Digital Blue Mixman DM2(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030802/ni_i_in.html#dm2

 (sound graph D-Vinyl2020)

[撮影協力: パソコンショップ アーク]


[前の記事]: Intelの未発表チップセット「E7210」搭載マザーボードが発売に
[次の記事]: USB接続可能なコードレス電話機がパイオニアから発売

[ Back ]戻る  

Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved.
E-Mail:akiba-pc-info@impress.co.jp