アナログレコード用のターンテーブルでPCサウンドでのDJプレイが可能になるというsound graph製USB接続サウンドコントローラ「D-Vinyl2020」がエゴシステムズから発売となった。実売価格は79,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
ターンテーブル型のPC用DJコントローラはこれまでにも発売されているが、「D-Vinyl2020」のウリは、本物のアナログターンテーブルでPCサウンドを使ったDJプレイができるという点。高価なのが難点だが、既存のPC用DJコントローラの操作感に不満があるユーザは注目の製品だろう。
その機能を実現する上で要となっているのが、アナログレコードと同じ形の「Digital Vinyl Records」と呼ばれるディスク。このディスクの溝には特殊な周波数信号が記録されており、ターンテーブルでスピード/ピッチ/リバースコントロールなどの操作をすると、ディスクの回転速度と動かした方向の情報が「D-Vinyl2020」コントローラ本体に送られるという仕組みだ。コントローラ本体では再生、ポーズ、エフェクトの選択などの操作が行なえる。また、2台のターンテーブルで個別に操作された2系統のサウンドをそのままミキサーへサウンド出力する機能もある。
「D-Vinyl2020」のパッケージ内容は、コントローラ本体、Digital Vinyl Records、PC用ソフトウェアなどで、ターンテーブルやアナログミキサーなどは別途用意する必要がある。
なお、パソコンショップ アークでは店内に専用ブースを設置し、「D-Vinyl2020」とアナログターンテーブルを組み合わせたシステムによるDJプレイが披露されている。大音量でレゲエやヒップホップがかかっているため、いつもとは違う雰囲気で、同店によると「今まで来なかったような音楽関係者のようなお客さんが増えた」という。デモは22日(日)まで実施される予定だ。
□D-Vinyl2020(sound graph/エゴシステムズ)
http://www.d-vinyl.dj/
http://www.egosys.co.jp/HP/products/ONSALE/dvinyl.htm
http://www.egosys.co.jp/bbs/view.php?id=ESIinfo&no=14
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【2003年8月2日】Digital Blue Mixman DM2(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030802/ni_i_in.html#dm2
| (sound graph D-Vinyl2020) |
[撮影協力: パソコンショップ アーク]