3.5インチIDE HDDをNAS(Network Attached Storage)として使えるようにする10Base-T/100Base-TX対応LAN接続型外付けHDDケース「玄箱」が玄人志向から発売された。実売価格は14,270円~14,799円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
Gigabit Ethernetに対応した高速モデルの登場や製品の低価格化が進んだことで注目度が高まりつつあるNASだが、自作ユーザーの中には手持ちのHDDをNASに転用したいと考えている人も少なくないだろう。そうした人にうってつけなのがこの「玄箱」だ。
「玄箱」は、いわば市販されているNASの筐体部分のみを商品化したもので、ユーザーが用意したIDE HDDを組み込むことでNASとして使えるようになる。ブラックの筐体はバッファローのNAS「HD-HLANシリーズ」などの色違いといったデザインで、「HD-HLANシリーズ」同様にUSBポートを背面に備えている。ただし、パッケージには「プリンタポート等として利用可能」とあるのみで、「HD-HLANシリーズ」同様のプリンタサーバ機能が使用できるかどうかは不明。
また、市販のNASはHDDにあらかじめOSがインストールされているが、「玄箱」はこれをユーザー自身が行なう必要がある。とはいえ、付属のセットアップCD-ROMを用いてWindows上から行なえるとのことで、それほど面倒な作業ではなさそうだ。搭載OSはLinux(Kernel-2.4.17)で、Webブラウザかtelnet経由で設定を行う。なお、HDD全容量のうち、システム領域に2GB、スワップ領域に256MBを使用する。収録ソフトはsamba、netatalk、telnetd、wu-ftpd、thttpd、perl。
余っているHDDの手軽なNAS化キットとして注目を集めそうだ。
□玄箱(玄人志向)
http://kuroutoshikou.com/products/kuro-box/kuro-box.html
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20031129/etc_hdhg.html
【2003年6月14日】メルコ HD-H120LAN/HD-H160LAN(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030614/ni_i_hd.html#hdh120lan
| (玄人志向 玄箱) |
[撮影協力: ツクモパソコン本店II]