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【DW822A】 | 【スペックシール】 |
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【パッケージ】 | 【2層対応ファーム】 |
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【ROM化ツール】 | 【黒いトレイ】 |
ファームウェアアップデートで2層DVD+R「DVD+R DL」への記録が可能になるというATAPI接続内蔵DVD±R/RWドライブ「DW822A」がBenQから登場した。フェイス秋葉原本店でリテールパッケージ品が販売中だ。実売価格は13,090円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
この規格で記録すると1枚のDVDメディアで最大8.5GBのデータが書き込める。
●ファームウェアで対応
「DW822A」の最大の注目であるDVD+R DL記録機能は、後日同社Webサイトで公開される予定のファームウェアを適用することで使用可能になるもので、パッケージ表面にはご丁寧に「Available on 09/30/04 at BenQ.com」と公開予定日まで記されている。なお、DVD+R DLでは対応製品などに表示するロゴが用意されているが、「DW822A」は現時点では未対応とあってトレイパネル前面に記されているのは従来のロゴだ。また、このドライブのDVD+R DLでの記録速度も明らかにされていない。
「DW822A」の主なスペックは、記録速度がDVD-R 4倍速、DVD-RW 2倍速、DVD+R 8倍速、DVD+RW 4倍速、CD-R 24倍速、CD-RW 10倍速、バッファサイズが8MB。DVD+R DLへの対応は注目だが、DVD-R/RWの記録速度では最新世代のDVD±R 8倍速/DVD±RW 4倍速対応ドライブに及ばないのは気になるところ。ただ、このドライブにはDVD+RメディアのメディアIDをDVD-ROMに書き換えるツールが同梱されているので、ほかの機器との互換性という点では一般的なDVD+Rドライブよりは有利といえる。
●後日対応型が続々登場か?
ちなみに、DVD+R DL対応ドライブは同社のほかソニー、リコー、Philipsなどが3月のCeBIT 2004で製品を発表済みで、会場で同社は「DW822A」のほか、DVD+R DL 4倍速記録対応ドライブ「DW1650」(8月発売予定)を展示していた。
同社以外ではPhilipsが発売済み製品の「DVDRW824」でファームウェアアップデートによるDVD+R DL対応が可能としており、DVD+R DLドライブのデビューまでこうした“後日対応型”の製品がいくつか登場してきそうだ。ただし、肝心のDVD+R DLメディアの入荷予定は「未定」(同店)という。
なお、今回販売されているのは並行輸入の英語版パッケージ。国内法人のベンキュージャパン経由の製品ではないため販売ショップは少ないが、同社では「時期は未定だが(同社経由の)日本語版の発売も計画している」としており、今後の状況にも期待がもてそうだ。
□DW822A(BenQ)
http://www.benq.com/storage/storage_dvdrw_dw822a.html
□片面2層DVD+R(DVD+RWアライアンス)
http://www.dvdrw.jp/press/duallayer.htm
□関連記事
【2004年3月19日】CeBIT 2004会場レポート【DVD+R編】(AV Watch)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040319/cebit02.htm
| (BenQ DW822A) |
[撮影協力: フェイス秋葉原本店]