【 2004年4月10日号 】
DDR SDRAMの価格が急上昇、購入枚数制限を始める例も
メモリ価格メモリ価格
 緩やかな値上がり傾向が続いていたDDR SDRAM DIMMの相場がここにきて急上昇を始めている。原因は品不足にあるようで、特価品ではない通常販売品についても購入時の枚数を制限するショップが現れるほど深刻な状況だ。

 もっとも値上がりが激しいのはPC3200で、512MB(CL3)は最安値が先週比で1,400円高の9,980円となり、平均価格は1,585円高の12,342円にもなっている(詳細は「メモリ最安値情報」参照のこと)。これほどの高騰は最近では珍しく、今後の展開には要注意だ。

 ショップの話によると、代理店の在庫が異常に少ない状態で、来週分を注文しようとしたところ「入荷量が判らないため注文を受けられない」と断る代理店もあったという。品不足の要因は、総統選挙後の台湾の政局不安、チップ/モジュールメーカーがDDR2メモリ増産へ移行したため、PCメーカーのモジュール調達量増加などの説が飛び交っているが、真相は不明。

 在庫量や価格の動きについて「週明けには見通しが付くのではないか」と話すショップもあるが、品不足の要因が特定できないだけに好転するか暗転するかは分からない。メモリの購入予定のある人は、今のうちに買っておくのが得策かもしれない。

 (メモリ)

[撮影協力: テクノハウス東映カクタソフマップ]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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