幅275×高さ50×奥行き172mmのアルミ製小型筐体に1GHz駆動のC3を搭載したファンレスの小型自作PCキット「NEO System」がBONA Computechから登場した。電源もファンレスの60W ACアダプタで“完全ファンレス”を実現しているのがウリだ。実売価格は52,290円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
ブラック一色で手のひらより一回り大きい「NEO System」は、一見すると印象はADSLモデム風といったところ。筐体両側面の放熱フィンや、CPUとチップセットを覆う伝熱カバーが印象的だ。
マザーボードは同社の「MV823A」で、チップセットはCLE266。CPUはオンボードのC3 1GHzで、2.5インチHDDが1台内蔵できるほか、SDR DIMMスロットとCFスロットを各1本備える。ただし、CFスロットはHDDマウンタの真下にあり、組み立て後のCFメディアの交換には手間がかかりそうだ。
主な機能はVGA、サウンド、LAN、USB、シリアル、パラレル。LANポートは3基装備しており、コンパクトなルータ兼用サーバーマシンとして利用するのもよいだろう。
もちろん静音PCや小型PCのマニアにとっても注目の製品といえる。価格は高めだがマニアの物欲をそそりそうだ。
□NEO System / MV823A(BONA Computech)
http://www.lex.com.tw:7777/case-neo.htm
http://www.lex.com.tw:7777/mv823a.htm
| (BONA Computech NEO System) |
[撮影協力: スリートップ2号店]