イーレッツのファンレス小型自作PCキット「Be Silent」シリーズの最新モデル「Be Silent MS6000(PC-MS6000E)」が発売になった。新たに外付けのIDEコネクタを装備し、OSインストール時などで光学ドライブが必要なときに手持ちの5インチ光学ドライブが使えるというのが特徴だ。実売価格は52,290円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
従来の「BeSilent M6000」をベースにした製品で、薄型光学ドライブを内蔵できる着脱式ドライブベイユニット(オプション)が利用できる点や、CPUがEden 600MHz、チップセットがApollo CLE266、PC2100 DIMMスロットを1本備えるなどの基本スペックは変わっていない。オンボードデバイスはLAN、VGA、サウンド、USB 2.0、IEEE 1394など。電源はACアダプタで、内蔵できるHDDは2.5インチサイズ。
この製品の最大の特徴は、同社が「エマージェンシーIDEポート」と呼ぶ筐体背面に用意されたIDEコネクタ。小型PCはサーバー用途などで使われることが多く、いったん運用を始めてしまえば光学ドライブはほとんど使わないうえ、光学ドライブを内蔵する場合もわざわざ薄型タイプを用意する必要があったが、「エマージェンシーIDEポート」を利用すれば、OSインストールなど必要なときにだけ手持ちの5インチの光学ドライブをつなげられる。「エマージェンシーIDEポート」の隣には光学ドライブ用の電源コネクタも用意されているので、IDEケーブルと電源ケーブルだけ接続すればすむ。
常時運転の小型PCにわざわざ薄型の光学ドライブを用意するのは面倒だと考える多くの人にとっては注目の製品だろう。
| (イーレッツ Be Silent M) |
[撮影協力: LAOX PC・DO SHOPとぷらっとホーム]