GeForce 6800 Ultraは、GeForce FXシリーズのアーキテクチャを一新したNVIDIAのフラグシップビデオチップ。描画性能は「GeForce FX 5950の2倍」（NVIDIA）とされており、従来の最上位モデル「GeForce FX 5950 Ultra」と比べるとピクセルパイプラインの大幅強化（8→16本）や内部構造の改善による実行効率の向上などが図られているほか、機能面の強化としてもピクセルシェーダ仕様の「2.0」から「3.0」への更新、「MPEG-2エンコード処理の60％を負担できる」（NVIDIA）というビデオエンコード/デコード支援機能の新規搭載などが実現されている。

　今回発売された製品は、リファレンスカードほぼそのまま、という外見で、隣接スロット占有タイプの大型ビデオチップクーラーや、2個の電源コネクタを利用するもの。搭載コネクタはDVI-I×2+TV出力で、ビデオ入力機能はついていない（ビデオエンコード支援機能は利用できないものと思われる）。また、NVIDIAが「（CPUなどの他パーツも考慮すると）480W電源を搭載したPCが望ましい」（NVIDIA）としている消費電力については「350W以上の電源が必要」とされている。

　現在販売されているのは極少量で、今後の入荷予定は「来週も少量のみ入荷予定」（代理店の興隆商事）とか。他メーカーの製品ではAlbatronの「AL-GFFX6800U」が一部ショップで「今月中旬～6月発売/予価7万円程度」と告知されている。

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[撮影協力:クレバリー1号店とTSUKUMO eX.と興隆商事]

　1製品目のInnoVISION製品同様「ほぼリファレンス仕様」といえるスペックで、隣接スロットを占有するビデオチップクーラーやヒートシンク形状、基板デザインなどもほぼ同じ。搭載メモリも256MBのDDR3メモリで、出力コネクタもDVI-I×2+TV出力+1で変わりない。

　パッケージは白箱タイプで、製品ラベルには「コアクロック400MHz/メモリクロック1.1GHz」といった仕様が書かれている。

　各ショップの入荷量は極少量で、いずれも入荷直後に完売。次回入荷は「今のところまったく不明」（ショップ）という。

[撮影協力:フェイスとTSUKUMO eX.]

[撮影協力:ソフマップ1号店 Chicago パソコン・デジタル館]

[撮影協力:ZOA 秋葉原本店]

[撮影協力:ドスパラ秋葉原本店]

[撮影協力:LAOX PC・DO SHOPとTSUKUMO eX.]

　RADEON X800 PROビデオカードは、現在までに数種類発売されているが、いずれも入荷量が少なく、発売後数日で完売している状況。この製品に関しても1ショップあたりの入荷量は少ない。

[撮影協力:クレバリー1号店とソフマップ1号店 Chicago パソコン・デジタル館]

　すでに発売されているバルク品の128MBモデルはファンレス仕様だったが、今回発売された製品は全て冷却ファンを搭載している。

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[撮影協力:TSUKUMO eX.とLAOX PC・DO SHOP]