Elite製のAVコンポ型クロック変更ダイヤル付きキューブPC発売

	【 2004年6月12日号】
	Elite製のAVコンポ型クロック変更ダイヤル付きキューブPC発売

　2003年7月に登場してCPUクロックがダイヤルで調節できるというユニークな機能で話題となったEliteのSocket 478対応小型自作PCキット「EZ-Buddie」の新モデルとなる「EZ-Buddie2（EZ-D21I4-3）」が発売となった。実売価格は41,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。
　AVコンポのようなデザインを採用した「EZ-Buddie2」の主な新機能はOSレスのAVシステム「EZ-CINEMA」。AV機能に特化したLinuxベースの独自OSがフラッシュメモリにインストールされており、Windowsを起動しなくともDVD-Videoや音楽CDなどを再生したり、FMラジオ機能を利用したりできる。機能の操作はフロントパネルのほか付属のリモコンでも行なえる。
　そして「EZ-Buddie」でおなじみのユニークなCPUクロック調整機能も健在だ。「Magic Tuner」と名付けられたこの機能では、フロントパネル中央にあるダイヤルを用いてリアルタイムにCPUクロックを変更できる。ダイヤルの上部に備えたインジケーターで、現在のクロックのほか温度、HDD/光学ドライブの動作状況などの確認が可能だ。キューブ型に近い小型筐体ながら、PrescottコアPentium 4に対応しているのも注目点と言えるだろう。
　ただし、マニュアルでは、Prescottコアや高クロックのCPUを搭載する場合、付属の小型ケースファンの設置を勧めるとしている。標準装備のファンは、背面ケースファンとチップセットクーラーの2つ。
　チップセットはi865Gで、スロット数はAGP×1、PCI×1、DDR400対応DIMM×2（最大2GB）。VGA、6チャンネル出力対応サウンド、Gigabit Ethernet、IEEE 1394などの機能を搭載している。電源は容量200Wの外付けACアダプタ（ファン内蔵）。
　デザインを一新し、さらにキューブPCでトレンドとなっているOSレスAV機能を搭載して今風になって帰ってきたという印象の「EZ-Buddie2」。やはりダイヤルを使った独自のCPUクロック調整機能が突出しており、ここが他の小型PCにはない魅力としてユーザーに映りそうだ。
□EZ-Buddie2（Elitegroup Computer Systems）
http://elite.gisnet.jp/products/ez2d21i43.htm
□関連記事
【2003年7月5日】EliteからCPUクロック調整ダイヤル付き小型PCが発売に
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030705/etc_ezbuddie.html

　（Elite EZ-Buddie2）

[撮影協力: ツクモパソコン本店]

※特記無き価格データは税込み価格（税率=5％）です。

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