【 2004年6月26日号 】
イベント「ASUS博覧会」で同社初の新型キューブPC展示
ASUS博覧会ASUS博覧会
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 先週のGIGABYTEに続いて、今週はASUSがアキバで新製品を紹介するイベント「ASUS博覧会」を開催した。26日(土)限定で開催されたもので、場所はLinux Cafe di PRONTO秋葉原店(ブロックD2-[e2])。

 展示されていたのは、発売直後のi925X/i915シリーズ搭載のLGA775対応マザーボードやPCI Express対応ビデオカードが中心で、このほか未発売の自作PCキットやCPUクーラー、電源、周辺機器など目新しいものがいくつも見られた。同社によると、イベント開催直前にi925X/i915に関する回収騒ぎがあったことから、マザーボードの製品展開について問い合わせる来場者が多かったという。

 発売前や発表前の製品で気になるものとしては、まず筆頭に同社初のキューブ系自作PCキット「S-presso」が挙げられる。これはCOMPUTEX TAIPEI 2004でも展示された製品で、全体に丸みを帯びたスタイリッシュなデザイン、AV機器のようなフロント発光パネル、タッチセンサーによるCD/DVDの再生制御、OSレスAV再生機能などといった特徴を持つ。また、外観だけではなく、メンテナンス性を考慮した構造になっているのも特徴で、内部をいじる場合には、まるで炊飯ジャーのカバーを開けるかのように、フロント下部を支点にして天板が上に開く仕組みになっている。チップセットはi865GでSocket 478に対応。展示品では天板に取っ手がついていたが、国内で販売される際にはこれは省かれる可能性があるとのこと。

 同社の新しいジャンルの製品としては、CPUクーラーや周辺機器類の展示も目立った。CPUクーラーはフィン数の多いファンを採用し、ヒートシンクを独自の形状にするなどして冷却効率や静音性を高めたという。高性能な電源も投入予定で、12cmファンを採用した460W電源も展示されていた。

 このほか、無線LAN関連の製品も多数投入する予定とのことで、小型の無線LANアクセスポイントやUSBメモリのような超小型のUSB無線LANアダプタのほか、IEEE 802.11b/gに対応した2.5インチHDDポータブルケース「WL-HDD」も展示されていた。これを使えばポータブルのNASが簡単に実現できることになる。

 マザーボードに関しては、NVIDIAのPCI Express対応チップセットCK8-04を搭載したSocket 939対応マザーボード「A8N-E DELUXE」などが目新しいところ。

 会場内ではオークションやジャンク市などのイベントもあり、一時は会場外まで長蛇の列ができる賑わいとなり、ASUSの製品アピールの場としては成功を収めたようだ。今後もこうした一般ユーザー向けのイベントをアキバで行っていく意向というから期待したい。

□ASUS博覧会(ASUSTeK Computer/ユーエーシー/ユニティ コーポレーション)
http://www.asus.co.jp/event/626_akiba/index.html
http://www.uac.co.jp/news/daily/040617/asushakurannkai.html
http://www.unitycorp.co.jp/other/event.html#hakurankai

 (ASUS製品)

[撮影協力: ASUSTeK Computer]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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