サイドカバーに放熱用のラジエーターを備えた水冷キット一体型PCケースのデモがドスパラ秋葉原Prime館で始まった。導入が難しいラジエーターを標準装備するとあって、静音PCマニアなどから注目を集めそうだ。
予価は15,000円前後で、ドスパラ各店などを経営するサードウェーブのブランド「NExtWave」から8月中旬に発売される予定。
水冷キット用のラジエーターは、ファンレスで高い放熱能力を持つものの表面積が大きく、水冷パーツの中でも設置などが難しいとされているが、このPCケースであればそうした心配は無用。左右両サイドのカバーにあらかじめラジエーターが装着されており、気軽にラジエータによる水冷環境を導入できる。また、必要なパーツがセットになっているので、水冷キットの初心者にとっても注目と言えるだろう。
セット内容は、PCケース本体、ポンプ、チューブ、ファンレスCPU用冷却ヘッドなど。電源やケースファンは付属しない。
デモマシンはCPUにNorthwoodコアPentium 4 3.20GHzを使用。搭載するファンは電源内蔵ファンのみという静粛性重視の仕様で、最大負荷時でもCPU温度は41~42℃程度という。当然サイドパネルからは熱が放出されるが、熱くはなく暖かいといったレベルだ。ただし、サイドパネルの内側は外側よりも暖かくなるため、安定動作を図るにはケースファンなどでケース内の空気を滞留させないといった工夫が必要かもしれない。
なお、現在のデモ機はPrescottコアPentium 4 3.20E GHzに変更しているとのこと。
□ドスパラ
http://www.dospara.co.jp/
| (NExtWave製品) |
[撮影協力: ドスパラ秋葉原Prime館]