LGA775とSocket 478の両方に対応するというユニークな仕様でサンプル展示時にも話題となったASRock製マザーボード「P4 Combo」が発売となった。実売価格は7,770円~8,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
「P4 Combo」は基板上にLGA775とSocket 478の2つのCPUソケットを搭載。両ソケットは排他関係にあり、ソケット周辺に配置されたジャンパを操作してどちらを使うかを選択する仕様になっている。ジャンパの数が多く切り替えるのに手間がかかりそうだが、CPUのソケット形状を気にせず使えるのはこの製品ならではの強みだ。通常はCPUソケット付近にあるDIMMスロットがPCIスロットの間に配置されているという独特のレイアウトも目をひく。
主なスペックは、チップセットがFSB 800MHz/シングルチャネルDDR400サポートのi848P、スロット数がAGP×1、PCI×4、DIMM×2で、6チャネル出力対応サウンド、Seial ATA(2ポート)、LANなどの機能を装備する。電源コネクタは一般的なSocket 478マザーボードと同様に20ピンメインと4ピンATX12Vの2つを搭載している。
ハイエンド志向のユーザーにとってはチップセットがローエンド向けのi848Pである点とDIMMスロットが少ないのが残念だが、LGA775/Socket 478両対応というユニークさと8,000円を切る価格の安さは魅力と言えるだろう。
なお、OVERTOPによれば同社はi915シリーズチップセット搭載モデルも計画中とのことなので、パフォーマンス重視派は要チェックだ。
□P4 Combo(ASRock)
http://www.asrock.com/product/product_p4_combo.htm
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| (ASRock P4 Combo) |
[撮影協力: 俺コンハウス]