Celeron Mで最上位となる360(1.40GHz)と350(1.30GHz)の2モデルが発売となった。90nmプロセスのDothanコアを採用しており、2次キャッシュが1MBに倍増しているのが特徴だ。実売価格は360が16,240円~18,564円、350が12,980円~15,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
今回の2モデルは、プロセッサ・ナンバ採用のCeleron Mでは6月中旬発売の340(1.50GHz)以来となる新製品。0.13μmプロセスのBaniasコアを採用した340より動作クロックは低いが、キャッシュ容量は512KBから1MBに増え、両モデルとも上位として扱われている。プロセッサ・ナンバの2、3桁目が動作クロック、FSB、キャッシュなどを総合化した数値を表しているのはご存知のとおりだ。
FSBは従来どおり400MHz。動作電圧は1.26Vで、340の1.356Vよりも下がっている。キャッシュ容量、動作電圧などが従来と異なっているため、CPUの購入前にマザーボードの対応状況をメーカーサイトなどで確認しておいたほうがよいだろう。S-Specは360が「SL7LS」、350が「SL7RA」。
最上位の360は340との価格差がそれほどなく、また350もバルク品の1.30GHzモデルとほぼ同価格で、両モデルともなかなかお買い得と言える。今後は低価格のSocket 479Mマザーボードの登場が期待されるところだ。
□Celeron M(インテル)
http://www.intel.co.jp/jp/products/notebook/processors/celeron_m/
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| (Intel Celeron M) |
[撮影協力: BLESS秋葉原本店とテクノハウス東映]