【 2004年10月9日号 】
東芝サムスンからDVD+R DL 5倍速対応のDVDドライブが登場
SDR-5372SDR-5372
SDR-5372SDR-5372
SDR-5372SDR-5372
 DVD+R DL記録速度で最速となる5倍速に対応した東芝サムスンストレージ・テクノロジー製ATAPI接続内蔵ドライブ「SD-R5372」がバルク品で登場した。また、同社製ドライブ「TS-H552A」をOEM採用したバッファローの5倍速DVD+R DL記録対応ATAPI接続内蔵ドライブ「DVM-RD12FB」も同時に発売となっている。実売価格は「SD-R5372」が9,750円~10,900円、「DVM-RD12FB」が12,800円~13,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 両製品ともこれまで最速だった4倍速を上回る5倍速でのDVD+R DL記録を実現しているのが特徴。他メディアの記録速度の主なスペックは、「SD-R5372」がDVD+R 16倍速、DVD-R 12倍速、DVD±RW 4倍速、「DVM-RD12FB」がDVD±R 12倍速、DVD±RW 4倍速、CD-R 48倍速、CD-RW 24倍速。フロントパネルの形状など筐体デザインに両者で大きな違いは見られないが、スペックは若干異なっている。

 「DVM-RD12FB」については、バッファローによればDVD+R DLメディア1枚に従来の4倍速より18%高速な22分で記録が可能という。また、DVD+R DL、DVD+R記録時にP-CAV方式を使用することで、12倍速でもCLV方式の16倍速ドライブと同等の記録速度を実現したとしている。DVD+R DLメディアの推奨メーカーは、2.4倍速、4倍速、5倍速のいずれの記録時も三菱化学とされている。

 「DVM-RD12FB」には、ライティング「RecordNow!」、バックアップ「Simple Backup」、DVD-Video再生「CinePlayer デジタル放送対応版(CPRM対応版)」などのソフトウェアが付属。「SD-R5372」の付属品はなし。

 両製品ともDVD+R DL記録速度の向上は小幅だが、既存の4倍速ドライブとの価格差がほとんどないのが嬉しい点。とくに「SD-R5372」は1万円強と安価で、コスト重視派にも人気を集めそうだ。


□SD-R5372(Toshiba)
http://www.toshiba-europe.com/storage/Index.asp?page=PCI&nav=ISH_PRS&stype=product&ptype=&frame=content&model=SDR5372
□DVM-RD12FB(バッファロー)
http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/catalog/item/d/dvm-rd12fb/
http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/new/2004/045_1.html

 (東芝SST SD-R5372)
 (バッファロー DVM-RD12FB)

[撮影協力: ツクモパソコン本店IITSUKUMO eX.パソコンハウス東映]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

[前の記事]: RADEON X700 PRO搭載のATI純正PCI Expressカードが登場
[次の記事]: 800MHz動作のNano-ITXマザーボード「EPIA-N8000」がデモ中

[ Back ]戻る  

Copyright (c) 2004 Impress Corporation, an Impress Group company.All rights reserved.