現行のMini-ITXより小型のフォームファクタNano-ITXを採用するVIA製マザーボード「EPIA N」のデモを俺コンハウスが実施中だ。デモで使用されているのは800MHzのNehemiahコアCPUを搭載した「EPIA-N8000」で、Windows XP環境でのDVD-Video再生が行なわれている。
EPIA Nマザーボードは以前にもサンプルが展示されたことがあったが、今回同店が使っているのは「製品版に近いサンプル品」とのことで、12×12cmサイズの基板のほとんどを覆うように青いファンレスヒートシンクを装着しているのが印象的だ。ただ、SO-DIMMスロット(DDR400対応、最大1GB)もヒートシンクで覆われているため、メモリの装着は面倒かもしれない。唯一の拡張スロットとなるMini-PCIスロットは基板裏面に用意されている。
気になるパフォーマンスについては、Windows XP上でWinDVDによるDVD-Video再生がスムーズかつトラブルなく行なえており、これを見る限りでは及第点といったところ。発熱量は確認できなかったが、透明アクリルのショーケース内でファンなどを用いずに動作していたことから、こちらもとくに問題はないようだ。
代理店のユニティによると発売時期は11月予定で、このほか533MHz駆動の「EPIA-N5000」(ファンレス)と1GHz駆動の「EPIA-N10000」(ファン搭載)が用意されている。価格はいずれも未定。
また、テクノハウス東映でも同じマザーボードを店頭展示中。こちらは若干古いサンプルとのことで、デザインが異なるものの、ヒートシンクがない状態での展示のため、チップセットやCPUを直接目視で確認できる。
□EPIA N(VIA Technologies)
http://www.viaembedded.com/product/epia_N_spec.jsp?motherboardId=221
□ユニティ コーポレーション
http://www.unitycorp.co.jp/
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【2004年9月25日】SilverStoneがNano-ITXケースやAVリモコン付きケースを展示中
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040925/etc_sstone.html
| (VIA EPIA N) |
[撮影協力: 俺コンハウスとテクノハウス東映]