林立する大型コンデンサが特徴のオンキヨー初の7.1chサウンドカード「SE-150PCI」が発売になった。実売価格は12,980円~14,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。もちろんウリは「高音質」だ。
カードを一瞥してわかる特徴は先述したようなコンデンサの群れ。音質向上のために非常に多くの電解コンデンサが林立している上、PC用ではまず見ない寸胴タイプの大型品も搭載されており「PCの拡張カード」というよりは「オーディオ機器の基板」といった風。オンキヨーによると「高級オーディオ機器に利用される超大型電解コンデンサも使用している」という。
音質へのこだわりはその他の面にも及んでおり、グランド電位を強化するための銅バスプレート(厚み1.0mm/幅7mm)を採用しているほか、同社独自の音質向上技術「VLSC」も搭載している。搭載サウンドチップはVIAのEnvy24HTで、192KHz/24bit出力や7.1ch出力などに対応する。光デジタル入出力/アナログ2ch出力コネクタはブラケット上についており、アナログ7.1ch出力やアナログ入力コネクタは付属の分岐ケーブルを併用する構造だ。
オンボードサウンドの普及で、サウンドカードの人気もだいぶ下火になった印象はあるが、今回のような高音質製品ではサウンドカードに利があるのもまた確か。現在の音質に不満を持っているのならばこうした製品を検討してみるのもいいだろう。
□SE-150PCI(オンキヨー)
http://www.jp.onkyo.com/wavio/150pci/
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【11月15日】オンキヨーの新サウンドカード「SE-150PCI」をテスト(AV Watch/藤本健のDigital Audio Laboratory)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20041115/dal168.htm
| (ONKYO SE-150PCI) |
[撮影協力: パソコンハウス東映とクレバリー1号店]