先週マザーボードが発売された新フォームファクタ「BTX」を採用した小型PCの店頭デモがドスパラ アキバ店ではじまった。BTXは今のところマザーボードしか発売されておらず、専用品が必要となる対応CPUクーラーは未発売。動作するBTX環境を実際に確認できるのはこれが初めてだ。
デモされているのは、先週発売されたIntelのmicroBTXマザーボード「D915GMH」とブック型ケースの組み合わせ。このブック型ケースは、僚誌PC Watchのレビューでも利用されている「AOpen B300A」と思われるもので、展示ではサイドパネルが取り外され、大型のBTX用CPUクーラーや「熱処理や騒音を考慮した」という内部のエアフローをその場で確認できるようになっている。
デモ機のスペックは、CPUがPentium 4 570J、HDDが160GB、メモリが512MB、16倍速DVD±Rドライブ搭載、といったもの。PC本体/各パーツとも「発売時期は未定」(ドスパラ アキバ店)だそうだが、「149,800円」という参考価格も表示されていることから、少なくとも「遠い将来」ということではなさそうだ。
BTXフォームファクタが今後普及するかどうかは不透明だが、従来との互換性を捨ててまで「熱処理や騒音を考慮した」という設計は注目される。興味のある人は実際の動作を確認してみるといいだろう。
□BTX(Intel)
http://www.intel.com/pressroom/kits/p4/btx/
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【11月13日】BTX対応のIntel純正マザー発売、ただし対応CPUクーラーなし
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20041113/etc_d915gmh.html
【11月15日】10年ぶりのフォームファクター刷新を目指す「BTX」(PC Watch/多和田新也のニューアイテム診断室)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/1115/tawada36.htm
| (Intel D915GMH) |
[撮影協力: ドスパラ アキバ店]