ASUSから同社初のキューブタイプPC自作キットとなるSocket 478対応の「S-presso」が登場した。販売されているのはスタンダードモデル「S1-P112」のブルータイプで、実売価格は30,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。このほか、ホワイトタイプやタッチセンサー付きLEDパネルを搭載したデラックスモデル「S1-P111」がラインナップされている。
マザーボードではユーザーからの支持も高く、自作PCパーツ市場ではメジャーメーカーの一つに挙げられる同社だが、キューブタイプPCの自作キットを投入するのは今回が初めて。「S-presso」は6月に開催されたアキバでの同社イベント「ASUS博覧会」でお披露目されており、長らく発売を待っていたという人も多いだろう。
今回発売された「S1-P112」の筐体は、上部に備えたキャリングハンドルと光沢のあるカラーリングが特徴。フロントパネルは一見シンプルだが、開閉カバーを開けると左側に7種メディア対応カードリーダー、上側に5インチベイ、下側にUSB 2.0、サウンドなどフロントコネクタが現れる。
上位モデルとなる「S1-P111」では、5インチベイとフロントコネクタの間にタッチセンサー付きLEDパネルを搭載。機械的なスイッチなどではなく、LEDパネルに指で触れて音楽の再生、停止や音量調整などを行なうというユニークなスタイルで、さらに「S1-P112」にはないTV視聴/録画機能やOSレスのDVD-Video/音楽CD再生機能を搭載するという、AV志向のモデルとなっている。
PCとしてのスペックは両モデル共通。i865G/ICH5搭載の同社製Socket 478マザーボード「P4P8T」を採用し、AGP×1、PCI×1、DIMM×2(DDR400対応、最大2GB)のスロットが使用できる。主な搭載機能はVGA、6チャネル出力サウンド、Serial ATA、LAN。
筐体のスペックもタッチセンサーLEDの有無を除いて両モデル共通で、サイズが幅243×高さ181×奥行き330、ドライブベイが5インチ、3.5インチシャドウ各1基、電源容量が220Wとなっている。CPUクーラーは、Northwood/PrescottコアのPentium 4 3.40 GHzまで対応し、アイドル時のノイズレベルが29dBというサイドフロータイプのヒートパイプ採用クーラーが付属している。
なお、「S1-P112」のホワイトタイプはTSUKUMO eX.が12月下旬に入荷する予定。「S1-P111」のブルー/ホワイトタイプは高速電脳が15日(水)、BLESS 秋葉原本店が12月中旬、TSUKUMO eX.が12月下旬にそれぞれ入荷する予定としている。
□S-presso(ASUSTeK Computer/ユーエーシー)
http://www.asus.com/products/desktop/s-presso/overview.htm
http://www.uac.co.jp/news/daily/041201/spresso.html
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【2004年6月26日】イベント「ASUS博覧会」で同社初の新型キューブPC展示
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040626/etc_asusexpo.html
| (ASUS S-presso) |
[撮影協力: TSUKUMO eX.]