個性的なPCパーツを率先して販売するほか、海外版ゲームソフトの取り扱いでも知られるOVERTOPが2月末日をもって閉店となることが明らかになった。同店Webサイトで告知が出ているほか、店頭でも張り紙が出ている。
同店といえば、Socket 7対応の初代Pentiumが自作PCユーザーの間で主流だった頃には、すでに有力ショップに名を連ねていた老舗パーツショップの一つだが、もともと海外のゲームソフトや豊富なゲーム用デバイスなどを取り扱うことでもおなじみの存在。とくに海外版ゲームについては、人気作からマニアックなタイトルまで取り扱いの幅も広く、また新製品の現地発売日からほぼ間を置かずに販売を行なうことなどでコアなPCゲーマーからも根強い支持を得ていた。また、アップグレード用のCPUソケット変換アダプタや小型マザーボードを率先して販売するなど、PCパーツショップとしても個性派だっただけに、今回のニュースを寝耳に水と感じた人も多いだろう。
Webサイトの案内では、閉店の理由は「諸般の事情」としており具体的には明らかにされていない。2号店も閉店予定で、時期などは今後告知するという。ただ、「ソフト関連販売についてはメッセサンオー他部署に引き継がれる予定」としており、海外版ゲームの販売は閉店後も何らかの形で継続されるものと見られる(AMIGAや3D CGソフトなどは販売終了)。
なお、同店の営業期間についてWebの告知では「9年間」、店頭では「11年間」となっているが、現在の名前での店舗運営はトータルで約11年、PCパーツをメインに扱うようになってから約9年というのが実態。
現在閉店セールを実施中で、在庫状況によっては予定より早く閉店する可能性もあるという。
□OVERTOP
http://www.messe.gr.jp/overtop/
| (AKIBA PC eArena) |
[撮影協力: OVERTOP]