発売されたのは、ダイアル型の変わった受光部が付属するUSBモデル「iMON Knob」と、リモコンからの電源ONができる3.5インチベイ内蔵用モデル「iMON Inside」の2モデルで、後者に関してはさらにブラック、シルバーの2タイプがある。

　USBモデルは、ダイアル自体が音量ボリュームとしての機能を持っており、ダイアル全体を押下することでミュートも可能。なお、この受光部の有効範囲は「前後左右135度」とされているが、もともとが円形のため、どちらが「前」なのかいまいち判りづらい。

　内蔵モデルは昨年末に発売された「iMON VFD」のVFDパネル無しモデルで、PCケース用の電源スイッチコネクタや待機用電源を使って「電源ON機能」を可能にする、といった仕組みはおなじもの。

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[撮影協力:クレバリー1号店とツクモパソコン本店II]

　ウリとしている「光学式チルトホール」は、左右の傾きを検出するためのスイッチに光学式センサーを採用した、というもの。マイクロスイッチを使っている一般的なチルトホイールマウスと違い、チルトしてもクリック感がなく、「縦ホイールと同じ、ストレスのない操作感を実現した」（発売元のシグマA・P・O）という。

　カラーラインナップは4色あるが、店頭販売を確認したのはブラックモデル1色のみ。

[撮影協力:TSUKUMO eX.]

　一般的なテンキーの底面に光学式センサーを配置、上面には左右ボタンとホイールを追加した、という製品で、「入力しながらマウス操作」といったことも可能。側面には動作モードの切替えスイッチも用意されており、テンキーのみを利用する「テンキーモード」やマウスのみを利用する「マウスモード」でも利用できる。

　似たような「マウス＋テンキー」という発想の製品は、これまでにも複数販売されていたが、いずれも「マウスをベースにテンキー機能を追加した」という構造で、テンキーとしての使い勝手に疑問がある製品が多かった。

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[撮影協力:クレバリー2号店]

　「数字と漢字が入り乱れた入力作業が楽になる」（メーカーのシグマA・P・Oシステム販売）のがウリ。「=」やTabキーもついている。

[撮影協力:クレバリー2号店]

　最大の特徴である電源ON/OFF機能は、ケース内の電源スイッチ配線を切り替え器に接続することで実現するもの。スイッチ配線は専用カード(2枚付属)でPCケース外に引き出し、専用カード - 切り替え器間はLANケーブルで接続する仕組み。電源スイッチのほか、リセットスイッチ、電源LED、HDDアクセスランプも延長される仕様で、切り替え器にはこれらも用意されている。

　「こうしたPC切り替え器は世界初」（シグマA・P・O）という。

[撮影協力:高速電脳]