1台のPCを最大10ユーザーで同時に使用できるというLAN接続のクライアント端末「OfficeStation」がnComputingから登場した。ぷらっとホームでの実売価格は29,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
「OfficeStation」は単体では機能しないクライアント端末で、Windowsインストール済みのPCをホストとして、そのホストにLAN経由で接続することによりWindowsの機能が使用できるというもの。UNIX関連でよく使われるX Window Systemに近いものと考えて良さそうだ。
1ホストにつき最大10台のクライアント端末が同時に接続でき、各ユーザーで個別に最大1,024×768ドット(16bitカラー)のデスクトップ画面を使うことも可能で、それぞれの端末専用のデスクトップが使えるという。独自技術の「UTMA(UltraThin MultiAccess)」を採用するとしているが、技術の詳細は公開していない。
本体は電源スイッチやVGA、サウンド、PS/2(2基)、LANの各ポートを装備した小型かつシンプルなもの。HDD、光学ドライブといったストレージや、USBインターフェイスなども備えていない。
ホストPCの必要スペックは、2GHz以上のCPU、メモリ512MB以上、60GB HDD(7,200rpm)という現在では標準レベルと言えるもの。対応OSがWindows XP Professional/Home Edition/2000 Professionalと、特殊なサーバーOSを必要としない点も特徴だ。
クライアント側の操作感やパフォーマンスなどが気になるところだが、Windowsベースのクライアント/サーバー環境が比較的安価に構築できるとあって法人やSOHOのユーザーから注目を集めそうだ。
□nComputing
http://www.ncomputing.com/
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| (nComputing OfficeStation) |
[撮影協力: ぷらっとホーム]