【 2005年2月12日号 】
	3チップ構成で640MBメモリのPCI Expreess対応ビデオカード登場

　640MBものビデオメモリや3チップ構成のビデオチップ群を搭載する3Dlabs製ワークステーション向けビデオカードの最上位モデル「Wildcat Realizm 800」が発売となった。対応インターフェイスはPCI Express x16で、実売価格は277,770円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　2004年8月にAGP対応の下位モデル「Wildcat Realizm 200」「Wildcat Realizm 100」が先行して発売された「Wildcat Realizm」シリーズだが、今回の「Wildcat Realizm 800」は、下位モデルが1個のみ搭載するビデオチップ「VPU」を2個搭載し、さらに追加で「VSU（Vertex/Scalability Unit）」を搭載するというおおがかりな製品。VSUはバーテックスシェーダやPCI Expressブリッジとして機能するほか、VPUへの負荷分散の最適化も担うという。ビデオメモリ容量はシリーズ最大となる640MBで、512MBの「unified memory」（バス幅512bit）と128MBの「DirectBurst memory」（バス幅128bit）に別れた構造。

　ブラケットは2段タイプで、パッケージの写真を見ると、下位モデル同様に細長いダクトでカード全体が覆われている様子が確認できる。

□Wildcat Realizm 800（3Dlabs）
http://www.3dlabs.com/products/product.asp?prod=293
□関連記事
【2004年8月21日】3DLabsから久々の新作ビデオカード、「Wildcat Realizm」
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040821/etc_wildcatrl.html

（3DLabs Wildcat Realizmシリーズ）

[撮影協力:フェイス]

Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company.All rights reserved.