対応メディアに対してラベル印刷を行なう「LightScribe」技術を採用した初の製品としてBenQのATAPI接続内蔵DVD±R/RWドライブ「DW1625」が発売となった。実売価格は9,970円~9,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。英語版のパッケージ品で、LightScribe対応CD-Rメディア1枚が付属している。
Hewlett-Packardが開発したLightScribeは、光学ドライブのピックアップレーザーを用いてメディアのラベル面に単色の印刷を施すというユニークな技術。印刷にはLightScribeを搭載するドライブと、ラベル面が特殊コーティングされた対応メディア、対応印刷ソフトウェアが新たに必要となるが、プリンタによるラベル印刷に比べて手軽なため広く普及する可能性もありそうだ。
ちなみに、印刷にピックアップレーザーを用いるため、通常の対応ドライブでは印刷時にメディアのラベル面を下にして、つまり記録面を上にしてトレイに載せる形になる。
「DW1625」はそのLightScribeを搭載した初のドライブで、対応CD-Rメディアが1枚付属している。また、Webサイトの製品情報では対応ソフトウェアの「Nero Print LightScribe Label」が付属するとされている。
主なスペックは、記録速度がDVD+R DL 2.4倍速、DVD-R 8倍速、DVD+R 16倍速、DVD±RW 4倍速、CD-R 40倍速、CD-RW 24倍速、バッファ容量2MB、筐体サイズが146×42×198mm。
なお、LightScribe対応メディアに関しては、三菱化学メディアがCDとDVDメディアを販売する計画を発表している。
□LightScribe(Hewlett-Packard)
http://www.lightscribe.com/
□DW1625(ベンキュージャパン)
http://www.benq.co.jp/www/front/BenqMain.asp?MenuHead=143&ShowType=program&FileURL=product.asp&model=DW1625&dataid=11488&GenMenu=&RootId=131
http://www.benq.co.jp/www/front/BenqMain.asp?MenuHead=81&ShowType=class&ClassName=PressRelease&ClassKind=1&DataID=11501&RootId=0
□LightScribe ディスクの製造・販売について(三菱化学メディア)
http://www.mcmedia.co.jp/japanese/news/press/0036.html
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【2002年8月3日】メディア記録面への描画が可能なCD-R/RWドライブ「CRW-F1」発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020803/crwf1.html
| (BenQ DW1625) |
[撮影協力:TWOTOP秋葉原本店]