【 2005年7月9日号 】
シングル対応のGeode NX専用マザー「Tomcat K7M」が発売
価格は2万円台でGigabit LAN対応モデルも近日入荷
Tomcat K7MI/Oパネル
【Tomcat K7M】【I/Oパネル】
Geode NX専用ブロック図
【Geode NX専用】【ブロック図】
パッケージGigabitモデルも
【パッケージ】【Gigabitモデルも】
 Geode NXに正式対応するマザーボードでは初となるシングルCPUソケットタイプの製品が登場、KN400Aチップセットを搭載したFlex ATX対応Socket Aマザーボード「Tomcat K7M(S2498AGN)」がTyanから発売となった。

 実売価格は23,940円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

●初のシングル製品

 ファンレス動作も可能とあって静音PCマニアを中心に注目を集めるGeode NXだが、難点はやはり対応マザーボードの選択肢が少ない点だろう。正式に対応した製品に関しては、過去にTyan製Dual Socket Aマザーボード「Tiger MPX」の改造品も販売されているものの、当時の価格はCPU 2個とのセットで6万円弱とやや高価。そうした状況だっただけに、安価なシングルCPU対応の「Tomcat K7M」は、まさに待望の製品と言える。

●Geode NXのみに対応

 「Tomcat K7M」はPCI×2、DIMM×2(DDR333、最大2GB)のスロットを装備。メイン電源ポートは20ピンATXのみで、4ピンATX12Vなどはない。CPUはGeode NX1750、NX1500、NX1250に対応するとされており、CPUソケット上にはGeode NX以外のCPUを使用しないようにとの注意書きシールが貼られている。主な搭載機能はVGA、Serial ATA、LAN、5.1チャネルサウンド。

 付属品はSerial ATAケーブル、I/Oパネルシールド、FDDケーブルなど。マニュアルは付属CD-ROMにファイルとして収録されており、冊子マニュアルは付属していない。

●Gigabit LAN対応モデルも

 AGPスロットを備えていないなど残念な点もあるものの、やはりGeode NXに正式対応しているのは「Tomcat K7M」の強み。この製品が自作ユーザーにGeode NXが広く普及するきっかけになるかもしれない。

 なお、同店ではGigabit Ethernetも搭載したモデル(S2498AGNN)を今月下旬入荷予定としており、予約受け付けを行なっている。予価は27,090円。


□Tomcat K7M(Tyan Computer)
http://www.tyan.com/l_japanese/products/html/tomcatk7m.html
http://www.tyan.co.jp/S2498.htm
□関連記事
【2005年2月26日】ファンレス1GHz動作の「Geode NX 1500@6W」がデビュー
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050226/etc_gnx1500.html
【2005年2月5日】注目のSocket A向け省電力CPU「Geode NX1750@14W」登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050205/etc_geodenx.html

 (Tyan Tomcat K7M)

[撮影協力:USER'S SIDE本店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。
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