筐体の小型化や静粛性向上のほか、低価格化も図った星野金属の二重構造タワー型PCケースの新製品「ALTIUM ALCADIA X-2」が発売になった。実売価格は39,700円~39,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。電源は搭載していない。なお、販売されている本体色はシルバーとブラックで、ツクモケース王国では月末にブルーとレッドが入荷する予定という。
筐体内部を二重構造にして密閉することで、筐体の後部で吸気と排気の両方を行なうというユニークな「リアインテーク・リアエギゾースト(R-I/E)機構」を採用した初代「ALTIUM ALCADIA X-1」。2代目となる「ALTIUM ALCADIA X-2」は、R-I/E機構による基本構造は変わらないが、細部に変更を加えることで静粛性を向上させているのが特徴だ。
主に変更されたのは前面に2基装備する吸気ファンで、サイズ14cmから12cmに、回転数が1,200rpmから1,000rpmになり、さらにエアフローの拡散を防止するというプレートが新たにファンの四辺に装備されている。特にこのファン回転数の低下が静粛性向上に大きく貢献しているようで、初代では前面からかすかにファンの動作音がしたが、デモ機ではそれがほとんど感じられないレベルになっているのが確認できた。
筐体サイズは高さ448×幅210×奥行き480.5mmで、初代(高さ543×幅215×奥行き525mm)より一回り小型。その代わりドライブベイは若干減り、5インチ×2(1基を3.5インチベイとして使えるベイユニットが付属)、3.5インチシャドウ×8となったが、省スペース志向のユーザーには歓迎されそうだ。
静粛性向上、小型化はもちろんだが何より嬉しいのはやはり約2万円下がった価格だろう(ALTIUM ALCADIA X-1の発売当初実売価格は59,780円~59,800円)。同社が「これが本命」とうたうとおり、多くの自作ユーザーにとってはこの「ALTIUM ALCADIA X-2」が本命となりそうだ。
□ALTIUM ALCADIA X-2(ソルダム)
http://www3.soldam.co.jp/case/alcadia_x2/
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【2005年6月25日】星野金属から内部が二重構造のタワー型ケースが登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050625/etc_alcadiax1.html
| (星野金属 ALTIUM ALCADIAシリーズ) |
[撮影協力:ツクモケース王国]