【 2005年6月25日号 】
星野金属から内部が二重構造のタワー型ケースが登場
ALCADIA X-1ALCADIA X-1
ALCADIA X-1ALCADIA X-1
ALCADIA X-1ALCADIA X-1
 ケース内部を二重構造にすることで静粛性と冷却性能を高めたという星野金属製タワー型PCケース「ALTIUM ALCADIA X-1」がソルダムから発売になった。販売されているのは電源非搭載モデルで、実売価格はシルバー、ブラックの各カラーとも59,780円~59,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 「ALTIUM ALCADIA X-1」の筐体構造でユニークなのが、外側と内側の2枚のパネルを用いて内部を二重にすることで実現した「リアインテーク・リアエギゾースト(R-I/E)機構」だ。その名のとおり、筐体の後部で吸気と排気の両方を行なうもので、後部の側面に設けられた吸気口から入ったエアが、側面の外側パネルと内側パネルの隙間を通って前面に回り、そこから筐体内部を通過して後面から排出されるというエアフローになっている。エアフローは主に前面140mm吸気ファン(1,200rpm、2基)と後面92mm排気ファン、電源ファンによって制御される。

 こうした構造により、一般的なPCケースで前面に用意されているエア用の開口部が「ALTIUM ALCADIA X-1」にはなく、筐体内部で発生する騒音が前面から漏れるのを防いでいる(CPU冷却用の80mmファン付きパッシブダクトも内側パネルに用意されている)。実際にツクモケース王国のデモ機で確認したところ、前面からはかすかにファンの動作音がする程度で、確かに静粛性は高そうだ。また、パネルの隙間にエアを通すことで、筐体そのものを冷却する効果も期待できる。

 ただし、後面はエアの開口部を覆うフードタイプの大型サイレンサーが付いているが、低い風切り音がやや感じられるので、筐体後面を壁に近付けずに設置するのがベターかもしれない。

 筐体サイズは高さ543×幅215×奥行き525mm。ドライブベイは5インチ×3(1基を3.5インチベイとして使えるベイユニットが付属)、3.5インチシャドウ×10を装備している。


□ALTIUM ALCADIA X-1(ソルダム)
http://www3.soldam.co.jp/case/alcadia_x1/
□関連記事
【2005年6月18日】二重構造サイドパネルで静音と冷却性重視のケースが展示中
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050618/etc_artistmaster.html

 (星野金属 ALTIUM ALCADIA X-1)

[撮影協力:ツクモパソコン本店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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