【 2005年8月6日号 】
トールスピーカー風水冷キットが発売、巨大で持ち帰り困難?
高さ110cmで5連12cmファンを装備、実売価格は3万円台
Symphony本体パッケージ
【Symphony本体】【パッケージ】
Reserator 1と比較ギネス比較
【Reserator 1と比較】【ギネス比較】
接続部ファン
【接続部】【ファン】
ヘッド写真入荷しました
【ヘッド写真】【入荷しました】
 ホームシアター用トールスピーカー風のタワー型外部ラジエーターを採用したThermaltakeの水冷キット「Symphony(CL-W0040)」」が発売になった。

 実売価格は36,799円~40,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

●大きさはギネス級?

 対応CPUソケットはLGA775、Socket 478、Athlon 64/XPなど。なお、梱包パッケージは高さが1mを超える大型のもので、大型タワー型ラジエーターのはしりである「Reserator 1 Plus」のパッケージよりも数段大きく、手持ちで持ち帰るのは困難なので要注意。

 ホームシアターPC向けとされる「Symphony」は、7月の同社イベント「サーマルキャンプ2005 in 秋葉原」でも展示されていた製品。そのトールスピーカーのような外観だけでなく、サイズが高さ1,100×幅150×奥行き105mmという外部ユニットの巨大さでも来場者の目をひいていたのは記憶に新しい。

●新スタイルの提案

 ラジエーターのほか、ポンプ、タンクとして機能する外部ユニットは、高さ720×幅120×奥行き33mmのアルミ製ラジエーター、5基の120mmファン(1,400rpm、16dB)を内蔵。チューブ接続口などのインターフェイスは背面下部に用意されている。チューブの連結部分に、ボタンを押すだけで簡単に抜き差しできる機能もある。

 スタイリッシュなデザインをウリにしたホームシアター向けのPC関連製品は多いが、「Symphony」のように本体をスピーカーに見せることでAV機器との融合を図るというのは従来にない発想で非常にユニーク。応用できる製品は限られそうだが、新たなスタイルの提案として注目されるかもしれない。

 なお、スピーカー風デザインといっても外部ユニットの本体は1台のみ。


□Symphony(Thermaltake Technology)
http://www.thermaltake.com/japan/products_n/clooer/Liquid/symphony/CLW0040.htm
□関連記事
【2005年7月16日】Thermaltakeがトールスピーカー風など新型水冷キットを展示
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050716/etc_thermaltake.html
【2005年6月25日】タワー型水冷キットの改良版「Reserator 1 Plus」がデビュー
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050625/etc_reserator1p.html

 (Thermaltake Symphony)

[撮影協力:ツクモケース王国ドスパラ秋葉原本店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

[前の記事]: AGP-PCIe変換アダプタ「ATOP」が単体で発売に、4,000円

[ Back ]戻る  

Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company.All rights reserved.