【 2005年9月17日号 】
ヨドバシAkibaがオープン、混乱なく開店約1時間で行列はける
ヨドバシカメラ マルチメディア Akibaヨドバシカメラ マルチメディア Akiba
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 国内でも最大級の家電量販店となる「ヨドバシカメラ マルチメディア Akiba」が16日(金)に開店となった。混乱も予想されたが、開店後1時間でほぼ行列もはけ、すでに通常の入店が可能になっている。

 前日夜からできた行列は、開店直前にはビルを取り囲んで約5,000人規模となったが、大型店舗の運営には慣れているヨドバシカメラだけに、その対応は慣れたもの。事前に入場整理券を配布し、ガードマンを多数配置してスムーズな誘導を行うことで、予定より30分早い9時に開店して約1時間でほぼ行列ははけ、通常の入店が可能な状態となった。

 同店の売り場構成は、1Fがパソコン本体と携帯電話、2Fがパソコン周辺機器、3Fがカメラ・時計・化粧品、4FがAV機器、5Fが家電、6FがゲームやCD/DVD、各種トイ。このほか、7FにはテナントとしてCDショップのタワーレコードと書店の有隣堂が、8Fには24店舗にも及ぶレストラン街が、9Fにはゴルフショップとゴルフ練習が入っている。また、駐車場スペースが広いのも特徴で、B2F~B6Fの地下式で収容台数は約400台。

 PCパーツは2Fの3分の1を占め、CPUやHDD、マザーボードなど基本的なパーツは全て揃っている。小型専門店のように直輸入のマニアックなものなどはないものの、一般的なパーツは全て手に入り、ポイントカードとの組み合わせや立地条件の良さから、自作PCユーザーにとっても魅力的な店舗ということができそうだ。なお、PCパーツは商品点数が多く価格の変更も頻繁ということで、店内では価格表示用に大型プラズマディスプレイが設置され、そこで常に最新の価格表が見られる状態になっている。PCパーツの価格は通販サイトyodobashi.comとほぼ同じで、アキバにひしめく小型専門店の相場と比較するとやや高めの印象。このあたりは在庫量とポイント還元で差別化をする戦略のようだ。

 家電やパソコン関連を中心とする巨大店舗が駅前にできたことで、アキバの変化が加速しそうだ。一般的な客層はヨドバシカメラ周辺へと集まり、小型店舗が密集して混沌としている従来の電気街は“萌え”関連も含めてより専門的な分野が伸び、二極分化が進むと見られる。


□ヨドバシカメラ
http://www.yodobashi.com/
□ヨドバシカメラ マルチメディア Akiba
http://www.yodobashi-akiba.com/
□関連記事
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 (AKIBA PC eArena)

[撮影協力:ヨドバシカメラ マルチメディア Akiba]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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