付属の専用電源タップで複数のパーツやデバイスなどを蛸足配線のように接続できるという内部電源ケーブル着脱タイプの520W ATX電源「PurePower PST520W」がThermaltakeから発売になった。実売価格は17,818円~19,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
一般的な電源の場合、接続するパーツやデバイスなどの機器が増えるとPCケース内での電源ケーブルの配線が複雑になり、結果的にエアフローの低下などを引き起こすこともあるが、そうしたトラブルをいわば蛸足配線で解消しようというのがこの製品だ。
その仕組みは、電源本体と5インチベイ用の電源タップ「5.25" P.S.T(5.25" Power Station)」を1本のケーブルで結び、その「5.25" P.S.T」を中継して各機器に配線するというもの。もちろん機器の数が多ければ「5.25" P.S.T」とデバイスを接続するケーブルの本数も増えるが、例えば「5.25" P.S.T」を取り付けるベイを変えることでケーブルの絡まりなどを解消するといったことも可能だ。もっとも「5.25" P.S.T」と各機器を繋ぐケーブルはチューブで結束されているので、使用本数が増えてもそれほど乱雑にはならないだろう。
「5.25" P.S.T」は標準4ピン×6、ミニ4ピン×2、Serial ATA×2の電源ポートを装備。これ以外に、「5.25" P.S.T」と接続し、ケースの底面に置いたりして使う小型タップの「Mini P.S.T」(標準4ピン×4、ファン用3ピン×2)が付属している。なお、マザーボード用のメイン(24ピン/20ピン兼用)、AXT12V(4ピン)、PCI Express(6ピン、2本)の各ケーブルは電源本体に直付けされている。
□PurePower PST520W(Thermaltake Technology)
http://www.thermaltake.com/japan/products_n/power/pst/w0073.htm
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050716/etc_thermaltake.html
| (Thermaltake PurePower PST520W) |
[撮影協力:フェイス秋葉原本店とBLESS 秋葉原本店]