PCI Express x16スロットを2基装備しSLI動作が可能なSocket 939対応キューブタイプPC自作キット「SN26P」がShuttleから登場した。実売価格は65,800円~67,200円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
nForce4 SLIチップセットを搭載する「SN26P」は、キューブタイプPC自作キットでは初となるNVIDIA SLI対応製品。PCI Express x16×2、DIMM×2(デュアルチャネルDDR400、最大2GB)のスロットや大容量の350W電源を装備しており、幅220×高さ210×奥行き325mmの小型筐体ながら、ゲームなどで高いパフォーマンスが期待できるSLI環境を構築できるのが魅力だ。
小型筐体だけにSLI時のビデオカードの発熱などが気になるところだが、T-ZONE. PC DIY SHOPが掲示しているビデオカード検証リストによるとGeForce 7800 GTX搭載カードといったハイエンド製品も使用可能という。同店はLeadtekのGeForce 7800 GTX搭載カード2枚を用いてSLIデモを行なう予定とのことなので、実際の動作状態が気になるという人は要チェックだろう。
ただし前出の検証リストでは、ビデオカード1枚で使用する場合も、SLI時と同様にPCI Express x16スロットは帯域幅8レーンで動作するとされている。また、PCI Express x16スロット同士の間にはスペースがないため、2スロットタイプなどの厚みのあるカードは使えないので要注意だ。なお、製品には近接したPCI Express x16スロットに対応した小型のSLIアダプタが付属している。
ドライブベイ数は5インチ×1、3.5インチ×2。主な機能としてGigabit Ethernet、IEEE 1394、7.1チャネルサウンド、Serial ATA(RAID 0/1/JBOD対応)、8メディア対応カードリーダーを備えている。
パッケージにオプション品としてSLI用ビデオカードクーラー「SLI Heat-pipe cooling」という記述があるが、USER'S SIDE本店は「販売予定なし」としている。
□SN26P(Shuttle)
http://global.shuttle.com/Product/Barebone/SN26P.asp
| (Shuttle SN26P) |
[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPとパソコンショップ アークとUSER'S SIDE本店]