【 2005年11月26日号 】
PCゲーマー専用仕様のGIGABYTE製i975X採用マザー展示中
GA-G1975X GA-G1975X
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 ハイエンドPCゲーマー向けに設計されたという、最新i975Xチップセットと独自の冷却構造を採用したGIGABYTE製LGA775対応マザーボード「GA-G1975X」の展示がTWOTOP秋葉原本店で実施中だ。同店では近日デモを実施予定で、入荷時期は12月。予価は3万円程度だという。

 i975XはVirtualization Technology(VT)対応のPentium 4 672/662と同時に発表されたIntelの最新チップセット。PCI Express x16×1のほかにPCI Express x8×2の構成をサポートしているのが特徴で、ICH7Rとセットで動作する。

 そのi975Xチップセットを搭載した「GA-G1975X」は、ハイエンドPCゲーマーとオーバークロッカー向けに設計されたというGIGABYTEのLGA775対応最新マザーボード。PCI Express x16スロットが2本あるほか、物理的にPCI Express x16カードも挿せるPCI Express x4スロットを2本装備し、ATIのCrossFireに対応している。このほか、Serial ATA RAID 0/0+1/5、IEEE 1394、Gigabit Ethernet、7.1チャネルSound Blaster Live 24-bitオーディオチップといった豊富なオンボード機能を装備しているのも特徴だ。ただし、2本のPCIスロットがPCI Express x16のに挟まれるようなスロット構成になっているため、2枚のPCI Express x16対応ビデオカードを使う場合にPCIスロットが物理的に全て使えなくなるので要注意。

 また、このマザーボードの大きな特徴は、ターボジェット技術と銘打った独自構造の冷却機能を採用している点が挙げられる。LGA775ソケットを両脇から挟み込むようにファン付き小型風洞を1本ずつ設置し、CPUクーラーのファンから始まるエアフローを効率よく利用してLGA775ソケット周辺のノースブリッジやメモリなども効率的に冷却するという。同社のテストによると、このターボジェットを採用することで、メモリは61.2度から43度、ノースブリッジは95度から54.8度、電源回路は87度から63.5度にまで温度を落とせたという。この技術の採用でPC全体に大きな負荷をかけても熱暴走は発生しにくくなり、高性能ビデオカードでの運用やオーバークロック環境も安心して使えるという。

 最新チップセット採用という特徴もさることながら、ATI CrossFireに対応し、独自の冷却技術の採用という点もあり、確かにハイエンドPCゲーマーを中心に注目を浴びそうだ。


□インテル975X Expressチップセット(インテル)
http://www.intel.co.jp/jp/products/chipsets/975x/
□GA-G1975X(GIGA-BYTE TECHNOLOGY)
http://www.gigabyte.com.tw/Motherboard/Products/Products_GA-G1975X.htm
□関連記事
【2005年11月26日】ASUSのi975Xマザーも展示開始、PCI-Xスロットを搭載
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20051126/etc_p5wdg2ws.html
 (GIGABYTE GA-G1975X)

[撮影協力:TWOTOP秋葉原本店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。
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