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【ファンレス】 | 【I/Oパネル】 |
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【CPUクーラー(800MHz)】 | 【CPUクーラー(1GHz)】 |
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【SST-LC07】 | 【SST-LC08】 |
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【ケース内部】 | 【ケース内部】 |
12cm×12cmの超小型フォームファクタNano-ITXを採用したCPUオンボードのマザーボードが発売となった。製品は、1GHz動作でファン付きクーラーを搭載した「EPIA-N10000E LVDS」、800MHz動作でファンレスクーラー搭載の「EPIA-N8000E LVDS」の2モデル。
実売価格は前者が41,800円~43,300円、後者が39,800円~42,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
また、SilverStone製のNano-ITX対応小型デスクトップケース「SST-LC07」「SST-LC08」も同時発売となっている。
●12cm×12cmの極小マザー登場
Nano-ITXは、これまでPC用マザーボードとしては最小だった17cm×17cmのMini-ITXをさらに下回る世界最小のフォームファクタ。VIAが正式発表したのは2004年3月で、それから実に1年8ヶ月が経過して、ようやく入手可能になったことになる。
サイズは小さいもののスペックは必要十分で、CPUはファンレスで800MHz、ファン付きは1GHzで動作する。なお、CPUはこれまでのEde-Nではなく、Eden-NにVGAコアUniChrome Pro内蔵のCN400チップセットを統合した「Luke CoreFusion」となっている。メモリはDDR 400のSO-DIMMスロット×1、HDDインターフェイスはUltra ATA/133×2とSerial ATA×1、LANインターフェイスは10Base-T/100Base-TX、VGAはD-Sub 15ピンのほかにS-VideoとRCAピンジャックも用意されている。このほかMini PCIスロットも1つ装備。なお、電源コネクタは同梱の変換コネクタを介して、通常の20ピンのタイプが利用できる。
●ケースは2製品が当時発売
マザーボードと同時に対応PCケースもデビューしている。SilverStone製の横置きスリムタイプの製品で、光学ドライブ用ベイを省略してサイズを小さくした幅217×高さ57×奥行き145mmの「SST-LC07」と、薄型光学ドライブ用ベイと3.5インチHDD用ベイを各1つ装備した幅302×高さ57×奥行き179mmの「SST-LC08」の2製品がある。いずれも電源は60W(ピーク80W)のACアダプタ。実売価格は「SST-LC07」が14,800円、「SST-LC08」が15,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。なお、「SST-LC07」にはHDD用のベイが用意されていないので要注意。
Mini-ITXを下回るNano-ITXの登場で、PCはよりPC小型化し、利用範囲も拡大しそうだ。今後は対応PCケースの種類が増えることを期待したいところだ。
□EPIA N/'Luke' CoreFusion Processing Platform(VIA Technologies)
http://www.viaembedded.com/product/epia_N_spec.jsp?motherboardId=221
http://www.via.com.tw/en/products/processors/luke/
□LC08/LC07(SilverStone Technology)
http://www.silverstonetek.com/products-lc08.htm
http://www.silverstonetek.com/products-lc07.htm
□関連記事
【2005年10月22日】Nano-ITXマザーボードの発売予告が出る、ファンレスモデルも
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20051022/etc_nanoitx.html
| (VIA EPIA Nシリーズ) |
| (SilverStone LC07) |
| (SilverStone LC08) |
[撮影協力:高速電脳とテクノハウス東映とパソコンショップ アーク]