SUPERMICROが開発を行なっているという“次期Pentium M”のデュアル構成に対応したマザーボードの製品写真とベンチマーク結果がUSER'S SIDE本店で掲示されている。
製品型番は、シングルチャネルUltra 320 SCSIインターフェイス搭載の「X6DLP-4G2」と非搭載の「X6DLP-EG2」で、いずれもチップセットはE7520/i6300ESB。同店いわく、現時点では発売に関する具体的な情報は一切ないという。
“次期Pentium M”という言葉からは2006年初頭にも正式発表されると見られているIntelのモバイル向け新型デュアルコアCPU「Yonah」(コードネーム)が連想されるが、今回SUPERMICROからの対応CPUに関するコメントは一切なし。ただ、動作クロックが2GHzというCPUを使用したベンチマーク結果のグラフでは、Xeon 3.60GHzを上回るという結果が示されている。なお、ベンチマークのグラフには「HT ON」「HT OFF」といった異なる設定での結果も示されているが、これは「デュアルコア ON」「デュアルコア OFF」を意味するものとのこと。
同店が持つ製品資料によると、マザーボードのスペックはCPUソケットが479ピン、チップセットがE7520/i6300ESBで、PCI Express x8、PCI-X、PCIのほか「Universal PCI」というPCI Express x8/PCI-X両対応と見られるスロットも装備している。主な搭載機能はVGA(ATI RAGE XLビデオチップ)、Gigabit Ethernet、Serial ATA。
低発熱かつ低消費電力でXeonを大きく上回るデュアル構成可能な環境ができるという点に魅力を感じる人も多いに違いない。続報に期待したいところだ。
□Supermicro Computer
http://www.supermicro.com/
| (SUPERMICRO製品) |
[撮影協力:USER'S SIDE本店]