ATXとSFXの両電源に対応したAbee製タワーケースが発売

	【 2006年1月28日号】
	ATXとSFXの両電源に対応したAbee製タワーケースが発売

　ATX電源とSF電源の両方に対応したユニークなタワー型PCケースが発売になった。製品はAbeeととツクモのコラボレートにより開発された「AS Enclosure S1 99」。実売価格は各35,780円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと。電源は非搭載。
　なお、現在販売されている製品の本体カラーはシルバーのみで、同時販売されたブラックのモデルはアルマイト加工に一部ムラがあったため販売中止となり、2月上旬に再出荷される予定という。
　「AS Enclosure S1 99」は2005年10月に登場した「AS Enclosure S1」の電源ベイの仕様を変更した製品で、ATX電源だけでなくmicroATXケースなどで採用されている小型のSFX電源も搭載できるのが特徴。SFX電源に対応したのはPentium Mなどの省電力CPUを使っている人が増えているためで、ドライブベイの多い省電力CPU向けケースという位置付けになるという。
　ATX電源ベイは3.5インチHDDが2台収納できるドライブベイとして、SFX電源ベイはAbeeから発売されているブロアーファン「AS Enclosure M2ブロワファンユニット」を装着できるファンホルダーとして使うことも可能だ。ただし、SFX電源は背面にファンガードが露出しているタイプは搭載できないとのこと。
　ATX電源の補助電源としてSFX電源も搭載し、2つの電源各ユニットからパーツに分散して電源供給する運用方法を思いつく人も多そうだが、残念ながら2つの電源を同時に使用するための連動機構などは備えていない。

□アビー
http://www.abee.co.jp/
□九十九電機
http://www.tsukumo.co.jp/
□関連記事
【2005年10月29日】ATXマザーも入るmicroATXサイズの高品質タワーケースがAbeeから
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20051029/etc_abees1.html

　（Abee AS Enclosure S1シリーズ）

[撮影協力:ツクモケース王国とツクモパソコン本店]

※特記無き価格データは税込み価格（税率=5％）です。

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