【 2006年3月18日号 】
	SossamanことYonahコア採用の新型Xeon登場、1.66と2GHz

　開発コードSossmanで知られるYonahコアベースの新型Xeonがバルクで出回り始めた。実売価格は2GHz動作の「Xeon LV 2.0GHz」が54,800円～59,900円、1.66GHz動作の「Xeon LV 1.66GHz」が27,800円～31,290円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。ただしいずれも販売は2個セット。

　Sossamanは65nmプロセス製造のYonahことCore Duoがベースとされるブレードサーバー向けのXeonで、Core Duoと同様にデュアルコア構成になっているほか、消費電力が低いとされるのが特徴。すでにUSER'S SIDE本店とファナティック 東京店では店頭デモも行われた実績があり、その性能の高さと消費電力の低さは実証済みだ。

　FSBは667MHz、2次キャッシュは2MB、TDPは31W。CPUソケットはCore Duoと同様のmPGA 479。なお、Hyper-ThreadingとEM64Tはサポートしない。

　CPUの登場にあわせて対応マザーボードも出回っており、展示デモが行われていたSUPERMICRO「X6DLP-4G2」「X6DLP-EG2」が同時発売されている。実売価格はX6DLP-4G2が71,190円～81,800円で、X6DLP-EG2が62,790円～69,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　X6DLP-4G2とX6DLP-EG2の主なスペックはチップセットがE7520+6300ESBで、搭載デバイスはVGA、Dual 1000Base-T LAN、AIC-7901によるUltra 320 SCSI（X6DLP-4G2のみ）など。拡張スロットはPCI Express x8×2、PCI-X×2、PCI×1。対応メモリはRegistered ECC付きDDR2-400 SDRAM DIMMでスロット数は8。

　このほか、X6DLP-EG2を搭載した1Uサーバ向け自作キット「SYS-6014L-T/TB」（実売価格144,900円）も発売されているほか、T-ZONE. PC DIY SHOPではTyan製マザーボード「Tiger i7520SD」が近日入荷予定としている。

　Intelのサーバー向けCPUが真デュアルコア化と低消費電力化したことで、企業ユースはもちろんパーソナルユースでのハイパワーPC向けCPUとして人気化する可能性もありそうだ。

□Xeon（インテル）
http://www.intel.co.jp/jp/products/processor/xeon/
□X6DLP-4G2/X6DLP-EG2プレスリリース（Supermicro）
http://www.supermicro.com/newsroom/pressreleases/2006/press020706.cfm
□Tiger i7520SD（TYan COmputer）
http://www.tyan.com/products/html/tigeri7520sd.html
http://www.tyan.com/html/pr06_s5365.html
□関連記事
【2006年2月18日】「Sossaman」の消費電力を表示するデモ、アイドル時75W
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060218/etc_sossawat.html
【2006年2月11日】YonahベースXeon「Sossaman」がデュアル構成で動作デモ中
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060211/etc_sossaman.html

（Intel Xeon）

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPとファナティック 東京店]

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