開発コードネームDempseyこと最新のデュアルコアXeonとFB-DIMMに対応したIntel 5000Xチップセット搭載Dual LGA771マザーボード「X7DA8」がSUPERMICROから登場した。実売価格は102,690円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
DempseyコアのXeonや、それに対応するFB-DIMMタイプのDDR2メモリなどは既に出回っているが、これらを搭載できるマザーボードが発売されるのは初めて。これでようやくDempseyを使うためのパーツが揃った格好だ。
「X7DA8」はLGA771タイプのCPUソケットを2基搭載し、Dempseyのデュアル構成に対応。搭載するチップセットは開発コードネームGreenCreekことIntel 5000Xで、FSB 1,333MHzをサポートするほか、最大帯域幅17GB/sのDDR2メモリインターフェイス(FB-DIMMタイプ、DDR2 533/667)を持つという高いスペックが特徴だ。
Intel 5000Xのペアとなるコントローラ類は、64bit/133MHz PCI-Xインターフェイスを提供する「Intel 6700PXH」と、I/Oコントローラの「Intel 6321ESB」が用意されている。
「X7DA8」のスロット数はIPMI×1(Low Profileタイプ)、PCI Express x16×2、PCI-X×3、PCI×1、FB-DIMM×8(DDR2 533/667、最大32GB)。主な機能として、VGA(ATI RAGE XLチップ)、Gigabit Ethernet(2ポート)、Serial ATA(6ポート、RAID対応)、デュアルチャネルUltra320 SCSI(Adaptec AIC-7902チップ、RAID対応)を装備している。
主な付属品はドライバCD-ROM、Serial ATAケーブル、I/Oパネルシールド。冊子タイプのマニュアルは付属していない。
なお、USER'S SIDE本店がSUPERMICROから得た情報によれば、「初回出荷品のリビジョン1.1はDempsey専用だが、将来出荷されるリビジョン2.0の製品は将来のCPUにも対応する」とのこと。
また、T-ZONE. PC DIY SHOPではオンボードSCSIなどを省いた「X7DAE」の展示を実施中。予価は9万円台で受注販売になる予定という。
□Intel 5000X(インテル)
http://www.intel.co.jp/jp/products/chipsets/5000x/
□X7DA8/X7DAE(Supermicro)
http://www.supermicro.com/products/motherboard/Xeon1333/5000X/X7DA8.cfm
http://www.supermicro.com/products/motherboard/Xeon1333/5000X/X7DAE.cfm
□関連記事
【2006年5月27日】DempseyコアのデュアルコアXeonが登場、ソケットはLGA771
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060527/etc_dempsey.html
【2006年5月20日】CPUより先にDempsey用クーラー登場、COOLER MASTERから
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060520/etc_lga771c.html
【2006年4月29日】最新Xeon「Dempsey」対応マザーのデモ開始、SUPERMICRO製
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060429/etc_dempsymb.html
【2006年3月25日】次世代メモリのFB-DIMMが早くも発売、CPU似のチップを搭載
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060325/etc_fbdimm.html
| (SUPEMICRO X7DA8 / X7DA8) |
[撮影協力:USER'S SIDE本店とT-ZONE. PC DIY SHOP]