1つのVGA出力ポートでトリプルディスプレイ環境を構築できるというMatrox製アダプタ「TripleHead2Go」が発売となった。D-Sub15ピンの出力が1つあれば最大解像度3,840×1,024ドット(1画面1,024×1,280)のトリプルディスプレイ環境が構築でき、ノートPCの場合は本体のディスプレイと合わせて4つのディスプレイが利用できるようになる。販売されているのは並行輸入の英語パッケージ品で、実売価格は34,623円~34,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
同社からは2005年12月にVGAポート1基でデュアルディスプレイを実現できる「DualHead2Go」が登場しているが、今回の「TripleHead2Go」はその上位モデルに位置付けられる製品で、3画面によるマルチディスプレイ環境の構築を可能にしている。
また、3画面同時出力をサポートしている「Quake 4」や「Microsoft Flight Simulator 2004」など150種類以上のゲームに対応し、さらにNVIDIA SLI環境でも使用可能とされている点も特徴。株式のデイトレードやCADなどが目的のビジネスユーザーだけでなく、ゲーマーにとっても注目のアイテムとなりそうだ。
最大出力解像度は3,840×1,024ドット(1画面あたり1,280×1,024ドット)。GPUはNVIDIAのGeForce/Quadroシリーズ、ATIのRadeon/FireGLシリーズなどに対応するとされている。ただし、GPUによって最大出力解像度が異なる点には要注意。また、ATIのCrossFireはサポートされていない。対応GPUや最大出力解像度の詳細は、同社Webサイトに掲載されている「互換性確認リスト」で確認できる。
本体はサイズが92×107×25mmで、側面に計4基のVGAポートを装備(入力×1、出力×3)している。主な付属品はACアダプタ、VGAケーブル、DVI-I-VGA変換ケーブル、ソフトウェア収録CD-ROM。
日本語パッケージ版は30日(金)に発売される予定になっている。
□TripleHead2Go/互換性確認リスト(Matrox Graphics/インフォマジック)
http://www.matrox.com/graphics/offhome/th2go/
http://www.matrox.com/graphics/jp/offhome/th2go/home.cfm
http://www.matrox.com/graphics/jp/offhome/support/th2go/compatibility.cfm
http://www.infomagic.co.jp/
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【2005年12月24日】1つの出力からデュアルディスプレイ実現の「DualHead2Go」発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20051224/etc_dualhead2go.html
| (Matrox TripleHead2Go) |
[撮影協力:パソコンショップ アーク]