【 2006年7月15日号 】
Intel製P965マザーに不具合、DDR2-800設定で起動不可に
DP965LT BIOS設定で起動不可 DP965LT BIOS設定で起動不可
 今週発売されたIntel P965 Expressチップセット搭載のIntel製LGA775対応マザーボード「DP965LT」で、BIOSの設定によりPCが二度と起動しなくなるという不具合が発見された。T-ZONE. PC DIY SHOPは店頭で注意を促すPOPを掲示している。

 同店によると、トラブルの内容は、BIOSメニューのDDR2メモリの設定項目においてクロックを800MHzに設定するとPCが起動しなくなるというもの。この状態になった場合の解決方法は、BIOS Setup Configurationの記載があるジャンパをNormal(1-2)からConfigure(2-3)にセットして再起動し、クロック設定を667MHzに修正して設定を保存、ジャンパをNormalに戻して電源を入れればいいという。なお、バックアップ電池をはずすなどの方法では復旧しないとのこと。

 テストでは、メモリモジュールは2社の製品を用いても結果は同じ。DDR2 800メモリ自体はほかのPCで使用できる(クロックは667MHzに設定)とのことなので、メモリとの相性が原因の可能性は低そうだ。CPUはFSB 533MHzのPentium D 805とFSB 800MHzのCPU(モデル不明)を使用したとのこと。

 なお、この問題に関して16日(日)付けでクレバリーがブログでトラブル防止策を告知している。それによると、BIOSを0804以降のバージョンにアップデートすれば、この問題は発生しないという。

[Update 7/18 14:48]
ショップ側の告知では当初、DDR2の項目を800MHzの設定にするとどんな方法でも復旧しないとの内容でしたが、その後にジャンパの設定で復旧するとの再告知が出たため内容を反映させました。

□DP965LT/BIOS Update 0804(Intel)
http://www.intel.com/products/motherboard/dp965lt/
http://downloadfinder.intel.com/scripts-df-external/filter_results.aspx?strTypes=all&ProductID=2374&OSFullName=OS+Independent&lang=eng&strOSs=38&submit=Go%21
□インテルマザーはBIOS更新必須(クレバリーブログ)
http://blog.livedoor.jp/y_kuma/archives/50950752.html
□関連記事
【2006年7月15日】P965搭載LGA775マザーボードがASUSとIntelからも発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20060715/etc_p965mbia.html

 (Intel DP965LT)

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOP]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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